商品番号:1503358
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
古典を踏襲するだけではなく、新しい表現にチャレンジする老舗の心意気を感じ取れる作品。
なかなかこういった技法による創作的な帯はお見かけいたしません。
表地の柄と影の柄が溶け合う美しいハーモニー。
西陣の老舗・織匠小平より、「透影織」シリーズのお品をご紹介致します。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかでいて絹の光沢をふんだんに放つ美しい帯地。
桑染色の帯地にウサギが可愛らしく、
組亀甲、市松、ススキなど細かい柄で現代風にアレンジされてます。
透ける紗地から映し出されたその表情は、
帯芯の白色を表に見せるという巧みな技が成す表現。
素材の特徴を生かしながら、多角的に魅せる…
趣向を凝らした和モダンの趣に、他の技法ではまず不可能な、
独特の面持ちとデザインの演出が光るおひと品です。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 織匠小平について 】
明治33年に小平早太郎(初代)により、上京区千本寺之内で創業。
昭和2年には、丸帯が戦前の第一回西陣織競技大会で受賞。
戦後、西陣織協同組合が設立され、安治郎(三代目)が帯地部長を務め、戦後の第一回競技大会では知事賞を受賞。
その後、託司(四代目)が織匠小平を設立し、
平成八年に真滋郎(五代目)が代表者となり、平成十三年で創業百年となり精力的に活動中。
【 影織(すきかげおり)について 】
紗と通常の織物を組み合わせた表地から、
中に入れられた柄入りの帯芯が顔をのぞかせる織で、
透かし織りのような風情に仕上がっております。
透け感がございますので、着用時期は、通常の袷・単衣のシーズンになります。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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