商品番号:1498614
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【 仕入れ担当 田渕より 】
古代インダス文明が生み出した、染めの技術。
緻密で美しい木版更紗に魅せられた、
日本における木版更紗の異才・川端美朝(びちょう)氏による…
希少な創作品をご紹介致します。
呉服の展示会などでは、コーナーに少しの作品が並べられ、
本当に高額でお取り引きされているようでございます。
市場にはほとんど出回らず、
呉服の本場・京都室町におりましてもめったと出会えませんので、
ご寸法の合う方ぜひお見逃しのないようお願いいたします。
【 お色柄 】
絹艶漂う紋意匠地は深みある赤紫色。
その地には、一面に木版染で斜取模様があらわされました。
他の染色技法では決して味わうことのできない、木版染め独特の持ち味。
まさに通好みのプロをも納得させる、創作力の高いその表情。
型紙を何十枚と用いるような丁寧な摺りの更紗もすばらしいですが、
工業的なプリントのものとは比較のしようもなく、
美朝氏ならではの、ひきこまれそうなほどの表情がございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 川端美朝について 】
インド王族から譲り受けたという貴重な木版を用いて染め上げられる更紗は、
繊細さと優雅さが同居し、かつ美しさの根底には力みなぎるような、
本当に独特の、決して平面的ではない奥行きがございます。
更紗とは、数千年前のインドに発祥し、
人物・鳥獣・植物などの様々な文様を多彩に染めた布地のことを言います。
また世界各地の多様な染めは、紀元前二千年の古代インドに発祥する
「木版更紗」に始まるともいわれております。
日本においての更紗は、古くは奈良時代に、
ヨーロッパやペルー・エジプト・ミャンマーなどからもたらされた文様で、
装飾品・調度品・磁器・などに数多く残されております。
それから現在までの長い年月の間に和文化に取り入れられ、
遠い異国への憧憬とともに、着物や帯の文様として愛され続けてきました。
――とにかく、わたしは本物を追求したかったのです。
染めの原点を追求していったら、インダス文明にいきついたんですよ。
美朝氏は語ります。
30年ほど前の日本では、木版更紗は誰にも知られていませんでした。
美朝氏は、この古代の木版更紗にたった一人で取り組んだのです。
版木に顔料をつけ、絵柄に切れ目のないように、幾度となく布面に押し写します。
手で版木を直に押し重ね、色をつけていくのです。
そのときに出来る顔料の濃淡や色のたまり、版木の合わせズレが、
木版ならではの面白みとなって、作品にあらわれるのです。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※別誂八掛付き、パールトーン加工済み
身丈(背より) | 152.5cm (適応身長157.5cm~147.5cm) (4尺0寸3分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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