商品番号:1488283
(税込)
【仕入担当 竹中より】
着物通のうなる逸品。
存在感あふれるお柄行が魅力のひと品を仕入れてまいりました。
西陣織の始祖。
限られた場所で限られた方にだけ販売される最高級品。
【商品の状態】
裏地にふたつおりの締め跡がございますが
表地はおおむね美品でございます
どうかこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【お色柄】
薄手ながらしなやかに織り出された墨色の帯地
その地に異国情緒漂う樹木と葉模様がベージュ金で
6通にわたり織り出され
その中の向かいあう瑞鳥の意匠が浮かびが上がります
計算し尽くされた美しさを放つ面持ち。
幽玄かつ煌びやかな気品と華やぎを持たせ織り上げられております。
存在感あふれる典雅な印象の中、
箔の侘びがさらなる趣味性を感じさせてくれます。
また、お手にとっていただければお分かりのように、
密な打ち込みの織味ながら信じられないほどしなやかで、
斜めの伸縮性にとび、横には伸びないという復元力の強さが、
締めやすくシワになりにくい地風です。
素材を吟味しけして妥協せず、延々と受け継がれる織技術で丁寧に作り上げられた帯。
紋屋井関の袋帯は、帯としては逸品中の逸品で、
室町界隈でもほとんど流通いたしません。
銀座の一流の呉服店でしか通常お取り扱いのないお品ですが、
ご縁があって特別にこの場でご紹介させていただくことができました。
代々と受け継いでゆける、いえ受け継いでゆくべき至高のひと品。
自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただけましたら幸いです。
【 紋屋井関について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)長さ約4.45m
お柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、初釜、レセプション、お茶会、音楽鑑賞など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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