【仕入担当 竹中より】
ご存知、【 誉田屋源兵衛 】より…
切嵌技法を用いて創作された名古屋帯のご紹介です。
証紙などございませんが
過去の取り扱いから間違いございません
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【お色柄】
誉田屋源兵衛―
京都室町で創業280年を迎える帯の製造販売の老舗。
素材への探究心、ものづくりへの情熱、そして飛び抜けたセンス。
どれをとっても流石、としか言いようがございません。
現在は十代目である山口源兵衛氏が、
代々受け継がれてきた技術とともに革新の精神を持って
意匠、配色、素材、一切の妥協を許さず、洗練された帯を
お召になられる方のためにつくり続けていらっしゃいます。
本品はその誉田屋源兵衛の、切嵌技法にて
味わい深い裂を用いた特選の九寸帯。
切嵌め(きりばめ)―
裂嵌は、布地の一部を切り取った後、別裂(べつぎれ)をその形に切り取って
はめ込んだものを言い、高い技術を要します。細かな曲線を縫いつなぐには、
絹糸の縒(よ)りをほどいて1本に裂き、摩擦(まさつ)などで糸が毛羽立つのを
ふせぐため、指に薄い糊をつけてしごき、一針ごとに細かい返し縫いがなされます。
江戸時代に完成された技法で、ちりめん細工の袋物や
袱紗(ふくさ)などに多用されてきた技法でございます。
さらりとした質感の明るいグレーの紋意匠地をベースに
ダイナミックな波濤に翔鶴と胡蝶のシルエットが織りだされた
墨黒の裂をお太鼓柄にて配しました。
色、質感、意匠、様々な表情の裂をバランスよく
組み合わせ、まったく新しい表情の一品として
仕上がっております。
抑えた色彩のお品ですが、裂嵌が存在感のある帯姿を演出します。
落ち着いた彩りは、お着物との相性も良く、重宝いただけることと存じます。
付下げ、色無地、小紋、御召などの
お着物とあわせて、他にはない創作性をお楽しみ下さいませ。
お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます!
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.66m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、
観劇、おでかけ、お食事 など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。