【 仕入れ担当 岡田より 】
人間国宝【 故:北村武資 】氏による、
煌彩錦の特選袋帯のご紹介です。
本品は経錦『桜花文』の図案を煌彩錦にて
織り上げたフォーマルシーンにふさわしい
品良い彩りとデザインのお品。
古代織の再現に留まらず、現代に生きる織を。
織物の新しい世界に挑戦し続けた武資氏。
残念ながら2022年3月31日に逝去されたため
これより先新たな作品の創作はございません。
現存するお品もどんどん流通量が減っておりますので、
お探しの方はお見逃しなきようご検討くださいませ。
【 お色柄 】
繊細かつ密に綾なされた菱目の地紋が浮き沈みする
ややくすんだ薄伽羅色地をベースに、お柄には金糸と
アイボリーの配色で武資氏の経錦の作品『経錦丸帯・桜花文』の
図案である横方向から見た横見桜が一面に織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※お届け前に可能な限り締め跡をきれいにしてお届け致します。
1週間程度お時間を頂戴いたしますのでご了承下さいますようお願い致します。
(GWや年末年始などの長期の土日祝の場合は、お届けに2週間程度お時間がかかる場合がございます)
【 煌彩錦について 】
人間国宝、故:北村武資の経錦、羅と並ぶ
代表的な織物。
織生地に紋織を用いながら
文様を織り出す絵緯糸に金糸ないし
銀糸を組み入れることによって
細密な煌めきが表現された錦織の織物。
錦織で作られていることで平織と比較して
斜めの伸縮性に富み、煌彩錦の名の通り
細密な煌めきが表現されている。
織に精通し、一台の機で4000本ほどの
経糸を操ることのできる北村武資ならではの
高い製織技術で織りなされており、西陣の
メーカーが煌彩錦の帯をほどいて組織を研究し、
同様の帯の製織を試みるも、ついぞ復元は
不可能であったというエピソードがある。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.4m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※関西仕立て(界切線が表に出ております)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、初釜、観劇 など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。