【 仕入れ担当 戸高より 】
織物と言えば「西陣」と呼ばれるほど、
西陣は日本の帯産業を担ってまいりました。
そこに、1889年から社を構える【 加納幸 】。
近年では西陣織の歴史を紡ぎ、パリやアメリカの美術館に出展、
ベトナムの国家主席が来日した際の贈呈品として嗜まれたり、
故・安倍元首相の黒紋付けを製作したりなど国内外問わず、
その技量を見せつけてまいりました。
2021年には某海外ブランドメーカーの限定車で加納幸の
「卿雲(けいうん)」デザインを内装に採用するなど
真価を発揮する勢いは留まるところを知りません。
その西陣きっての織屋【 加納幸 】より
シックな面持ちを浮かべる逸品の袋帯をご紹介致します。
都会的なテイストはお締めになられる方へ
どこまでもお出掛けを楽しんでいただけるように。
お目に留まりましたら是非お見逃しの無いようお願いいたします。
【 お色柄 】
銘[ 正倉院市松 ]
綿密に織り込まれたキメの細かい帯地。
牡丹鼠色を基調にして清華な印象を与えてくれます。
そこに鉛色と白練色の色彩にて織り描かれた麗しい唐草を
市松模様であらわしました。
シンプルな中にもキラリと光る幻想的な空間美。
品格と現代にも通じる洗練を見事に混ぜ合わせる、
名門ならではのデザインの世界を投影した一品となりました。
全てが計算され尽くした大変に完成度の高いお品です。
絹90% レーヨン・ポリエステル10%
長さ約4.3m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆合わせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など