【染の百趣矢野】 逸品東京友禅訪問着 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ ただ美しい… 他とは一線を画する、その風格。 身丈160　裄69

【　仕入れ担当　田渕より　】
この加工、構図、上質な絹地…
全てにおいて逸品の風格漂うお品です。

いつの時代にあっても、日本の伝統美の最先端のおきもの創りを続けてこられました。
ご存知、染の百趣矢野。
憧れのお着物として、お名前を挙げられる方も多いことでしょう。
そんな名門のハイクラスな傑作訪問着をご紹介いたします。

他とは明らかに一線を画する、その風格。
磨きぬかれた審美眼。
お目に留まりましたら、お着物との出会いも一期一会。
この機会にご検討頂けましたら幸いです。


【　お色柄　】
今回ご紹介のお品は、流石、百趣矢野！と思わせる、
ハイセンスかつ、よき加工の訪問着。

白生地には、菱の地紋を施した紋意匠地を使用。
染め付きのよいその絹布を、こっくりとした黒に近い渇色に染め上げて…
お柄には地色に引き立つ独特のお色使いにて
光沢をおさえたやわらかな輝きの金彩を重ねて
無地場をいかした構図で花意匠が染描き出されております。

意匠の一部にほどこされた、立体的な刺繍の味わい…
平面という限られた空間の境界をこえて、更に自由に…
正統派古典を踏襲しながら、それでいて洗練されたセンスが漂うのは、
ただひたすらに美を追求し続けた、矢野さんだからこその技と言えましょう。


【　商品の状態　】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【　染の百趣　矢野について　】
1971年創業
京都にある手描き友禅の名染元

染元としては比較的若い染屋であるが
本糸目の友禅の技、上品で端正な作風で
定評がある。
御所解文様、吉祥文様や風景文様、小袖写し、
正倉院の舶載裂写し、古典柄を主体にした
江戸時代の小袖などをモチーフにして
現代に通じるきものを創作している。