【仕入担当 竹中より】
世界に二つとないその風合いや彩りに、思わず吐息がこぼれてしまいます。
慶長3年の創業より400有余年、多くの着物ファンを魅了し続けている、
一流ブランド、京林・京屋林蔵の最高級辻ケ花お振袖のご紹介です!
まさに高級品の代名詞に等しい、京屋林蔵。
関東ではご存知のお方がいらっしゃるかと思いますが、
欲しいと思って簡単に手に入るお品ではございません。
リサイクル品なれではの一期一会
ぜひご検討ください!
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、
よごれ傷などないの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【お色柄】
ため息こぼれる、超逸品。
きらめくような華やぎというよりは、
しっとりとした奥深さのなかに、風雅な華やぎを込めた作品。
その作風は初代久保田一竹氏を越えるともいわれております。
室町時代に一世を風靡した「辻ヶ花」。
江戸時代に突然姿を消したことから、別名“幻の染め”とも呼ばれます。
その世界を独自の感性で蘇らせたのは他ならぬ「久保田一竹」であり…
その名は、世界的に知れわたっております。
世界が認める辻ヶ花。
それはもはや、美術品の域に達しております。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく…
少し名の通る作家さんの作品ですら、辻ヶ花の気品と格調を前にしては、
全く別次元のものとなってしまうほどです。
それは、選ぶ生地に始まり、
緻密に計算された構図の美学、色彩の魅力、染の加工、
気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどによって生み出されるもの。
贅沢にも、結城を思わせるふわりと軽やかな紬地に
染料もまた贅沢に、自然の恵みを活かした草木染めにて、
鮮やかに染め上げられています。
意匠には、ふっくらとした絞りをふんだんに。
総付けに辻ヶ花を松皮取にて。
実におおらかに、またのびやかにあらわされました。
光の中へと絶妙に変化する色…
しっかりと重くちに上げられており、着姿の美しさも、格別のもの。
洗練されたお柄付けと構図、色彩は、
しっくりと身に寄り添ってくれることと存じます。
同じもののご用意はかないません。
どうぞ時代を経ても風格を失わぬ、本物の美をご堪能くださいませ。
母娘代々受け継ぐ美術品として。
末永くご愛顧いただければと願っております。
どうぞお見逃しなきようお願いいたします!
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
身丈(背より) | 162.1cm (適応身長167.1cm~157.1cm) (4尺2寸8分) |
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裄丈 | 66.3cm(1尺7寸5分) |
袖巾 | 341cm(9尺0寸0分) |
袖丈 | 111.7cm(2尺9寸5分) |
前巾 | 23.8cm(6寸3分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.7cm(1尺8寸4分) 袖巾35.2cm(9寸3分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~30代
◆着用シーン パーティー、レセプション、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。