商品番号 1482942

【半期決算SALE】 【紋屋井関】仕・中古美品  ≪御寮織≫ 特選西陣手織袋帯 ~紗羅織~ 「正倉院丸紋」 ≪箔の煌き。高貴な逸品。≫

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入担当 竹中より】

これが西陣織の始祖。
ここまで上質な袋帯を制織される機屋が本当に少なくなりました。
限られた場所で限られた方にだけ販売されるお品ですので、数がございません。
どうぞこの機会に是非ご覧下さい。


【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
締め跡もわずかな美品でございます

【お色柄】
皆様ご存知の通り、日本で一番古い機屋の【紋屋井関】。
1200年前の平安京の誕生以来、西陣織は宮廷織物師たちによって育まれてきました。
その中でも特に「紋屋井関」の名前で呼ばれていた井関家は、
西陣の紋織創始者を遠祖にもち、室町時代の末期に御寮織物司として任命された、
六家のうちのひとつとして知られております。
井関家は、その優れた技術と意匠によって、
御寮織物司を代表する一家となっていきました。

1571年(元亀二年)大舎人座31家の中から御寮織物司6家の筆頭に任命されました。
井関家…屋号を紋屋
和久田家…  絹屋
小島家…   不詳
中西家…   織屋
階取家…   錦屋
久松家…   織物屋

明治維新まで300年間、そして現在まで改姓、絶家せずに続くのは井関屋のみ。
公家の山科家・高倉家を通じ天皇家の御衣装束の調進に当たりました。
御所御用は特権的栄誉でありますが、かなり厳しかったようです。
時代の流れにともなって「御寮織物司」という制度はなくなりましたが、
紋屋井関はその伝統を現代にも引き継いでおります。
禁裏装束の復元といった文化事業にも協力を惜しまないその姿勢は、
西陣織文化の守り神のような存在といっても過言ではありません。

磨き抜かれた技と豊かな歴史とが巧みに織り込まれた西陣の伝統、御寮織。
そのすべてが手織りであることはもちろん、ひとりの職人が織りものの組織を把握し、
一人前に織りこなすようになるまでは20年もの修練を必要とします。
禁裏装束の基本ともなる有職文様などの古典的な織柄も、
このようにして代々受け継がれ現代によみがえっています。


その歴史と実績に裏付けられた名門の匠が織りあげた逸品は、
落ち着いた黒色の超軽量地に広がる、計算し尽くされた美しさ。
黒金の地に金濃淡をベースに
連珠の丸に向かい鳳凰や龍の意匠が織りなされました。
また、お手にとっていただければお分かりのように、
しっかりとした打ち込みの織味ながら信じられないほどしなやかで、
斜めの伸縮性にとび、横には伸びないという復元力の強さが、
しめやすくしわになりにくい地風です。

留袖、訪問着、付け下げ、紋付色無地などでコーディネイトくださいませ。
もちろん単衣にもご活用いただけます。
素材を吟味しけして妥協せず、延々と受け継がれる織技術で丁寧に作り上げられた帯。
紋屋井関の袋帯は、帯としては逸品中の逸品で、室町界隈でもほとんど流通いたしません。
リサイクルならではの一期一会!

自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただければ幸いです。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%(金属糸風繊維以外) 
長さ4.43m(お仕立て上がり時)
証紙1318 紋屋井関謹製
六通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、初釜、観劇など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 袋帯)


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