【 仕入れ担当 岡田より 】
2024年は「辰年」!
その「辰年」にかけて…
力強く、古典を踏襲しながらもどこか新しい。
西陣の帯の中でも、名高き【 龍村平蔵 】製の
平蔵らしい正倉院御物のお柄をモチーフにした
独特の箔糸使いの特選袋帯に上品な色使いの
小物をコーディネートいたしました。
裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられており、
界切線ひとつをとっても凝ったお品で
裏太鼓とよばれる、お太鼓の裏にあたる箇所
(二重太鼓をお締めいただいた際にかくれる部分)にも
お柄がつけられた贅沢な仕上がりとなっております。
【 お色柄 】
ギュッと密でしっかりとした重さのあるきりりとした
黒の錦地に、グラデーションがかかった独特の箔糸と
金銀糸にくっきりとした彩りの絵緯糸使いで、正倉院御物の
「漆背金銀平脱八角鏡」をモチーフにした唐華が大胆に
織りだされております。
【 商品の状態 】
着用の摩擦による折れスジがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
【Web限定販売品について】
Web限定のお値打ち価格にてご紹介いたします。
※本品はWeb限定販売品のため、実店舗・展示会への
お取り寄せは出来かねます。予めご了承下さいませ。
※本品はご注文をいただいてから、お取り寄せいたします。
お届けまでに1週間程度お時間を頂戴いたします。
その点ご了承くださいませ。
※ゴールデンウィーク・祇園祭・お盆・年末年始の
長期休暇にかかります場合は、通常納期にその期間を
加えてご注文いただきますようお願いいたします。
【 袋帯 】
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.25m(やや短尺・以前の規格の長さです)
柄付け:お太鼓柄
本袋帯
【 帯揚げ 】
素材/絹100%(金属糸使用)
長さ/約180cm 幅/約30cm
【 帯締め 】
素材/絹100%(金属糸使用)
長さ/約158cm(房含まず) 幅/約1.5cm
撚り房
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添い、初釜、観劇 など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下、色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。