商品番号 1467207

”SALE11日18時迄!” 【大蔵ざらえ】 【人間国宝 福田喜重】 付下げ※モデル仕立て 美しいキモノ2023年秋号掲載品

売切れ、または販売期間が終了しました。

雑誌「美しいキモノ」2023年秋号39Pに掲載されたお品でございます。


【 仕入れ担当 中村より 】
憧れのお品として、いつかは…
とお考えの方も多くいらっしゃることと思います。

色彩、構図、その意匠のすべてに見惚れる一枚を仕入れて参りました。
氏の作品の中でも滅多にご紹介のできないお色のひと品かと存じます。
自信を持っておすすめでき、
人間国宝の御業を存分にご堪能できる傑作でございます。

流行すたりのある柄行ではございません。
仰々しさをきらう現代のおきものシーンにもなじみよく、
一生ものの一枚として、様々な社交場でご活用いただけることと存じます。
心よりオススメ致しますので、御目に留まりましたら是非ともご検討下さいませ。


【 色・柄 】
さりげない表情に秘められた、素晴らしい表現力。
爽やかな空色から青色への色彩の移ろい…
画像ではわかりにくいかもしれませんが、専門的な事を申し上げますと、
その暈しの微妙な変化が多ければ多いほどお染めには緊張が走ります。
僅かな室内の温度、湿度の変化で絹に染み入る染料の速度が変わりますので、
氏の作品ではよく見られる、美しいグラデーションを創る事は実は困難を極めます。

さらりと肌に心地よい高級生地。
その地には、ふうわりと穏やかな切り金と万華鏡を思わせる創作意匠が、
手加工の染めと箔であらわされています。
その上に施されたたっぷりとした繊細な手刺繍。

まさに名匠の追求した美の極致といった風情が感じられ、
末永く装って頂くにこれほどふさわしい意匠もそうはございません。




【 福田喜重(重要無形文化財保持者)について 】

【 生年・認定年 】
1932年(昭和7年) 9月26日生
1997年(平成9年) 重要無形文化財「刺繡」の保持者に認定
2022年(令和4年)12月16日没 享年90歳

京都市生まれ。
日本の刺繡家、重要無形文化財保持者。
刺繡では唯一人の人間国宝である。
生地の選定から、染色、摺箔、刺繍を総合的に
発展させ地染と箔のあしらいに刺繍本来の重厚な
雰囲気を現代的に表現して、独自の境地を切り開いた。

京都市立第一工業学校(現・京都市立京都工学院高等学校)
卒業後、父である刺繡家福田喜三郎に1948年から師事。
父からの厳しい指導によって本格的伝統技法を習得。
1956年に父から刺繡業福田商店の経営を引き継ぎ
1970年に福田工芸染繡研究所に社名変更。
1976年に日本工芸会日本伝統工芸展に初入選以降
受賞を重ねる。
1991年に株式会社福田喜を設立して代表取締役を務める。
1997年「刺繍」の分野で初めて人間国宝に認定され、
作家活動とともに後継者育成に尽力している。
作品は和服が主で、刺繍技法としては、撚糸、
無撚糸とも、生地に溶け込み一体となるように
仕上げ、熟練の要る菅繍ほか、摺箔と刺繍を併用する
繍箔に高い技量を持ち、刺繍のみで文様を表現する
素繍(すぬい)の作品を中心に制作。
文様では日本意匠の特質を生かし、割付による
構成や空、雲、水、花などの自然の風物を流動的
に表現する事を得意とする。空間をいかした文様構成や
抑えた色調の中に微妙なグラデーションを施す
明度尊重の配色が特色。

【 経歴 】
1932年 京都市に生まれる
    父喜三郎に刺繍を学ぶ
1976年 第23回日本伝統工芸展に「千翔」初入選
1977年 近畿支部第6回日本工芸会展に入選
    第14回伝統工芸日本染織展に入選
1978年 第15回伝統工芸日本染織展「慶び」東京都教育委員会賞
    第25回日本伝統工芸展「雪月花」日本工芸会奨励賞
1980年 第27回日本伝統工芸展「生々去来」日本工芸会奨励賞
    文化庁収蔵
    東京銀座資生堂ギャラリーで個展
    京都朝日画廊で個展
1981年 東京日本橋高島屋で個展
1992年 京都府指定無形文化財保持者
1993年 福島県立美術館「現代の染織ー素材と技の美」
    第40回日本伝統工芸展「平安」文化庁収蔵
1997年 重要無形文化財保持者に認定
   紫綬褒章受賞


【 受賞歴 】
1978年 第15回日本伝統工芸染織展優秀賞
1978年 第25回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞
1980年 第27回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞
1992年 京都府指定無形文化財「刺繡」保持者
1997年 重要無形文化財「刺繡」保持者
1999年 紫綬褒章
2004年 旭日中綬章
2007年 京都市文化功労者
2010年 京都府文化賞功労賞

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
たち切り身丈184cm(背より身丈169cmまで) 内巾36.5cm(裄丈69cmまで)
白生地には、まるまんブランドの特選濱ちりめん「名月」地が用いられております

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式、パーティー、レセプション、お茶会、音楽鑑賞、観劇など

◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
 堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(解湯のし)


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