【仕入れ担当 竹中より】
この仕上がり、一目で良きものの価値をお分かり頂けることと思います。
その意匠、構図、用いられた匠技、空間性。
細緻な技巧凝らしたその細部を見やれば、思わずため息がこぼれます。
お目に留まられました方は、
どうぞお見逃しなきようお願い申し上げます。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として
仕入れましたが 締め跡も見受けられない
新品同様の美品です
【お色柄】
軽やかに織り上げられた紋織地は、
おだやかな薄藤色をベースに経糸を
ゆうらりとよろけさせ、上等な厚みが良きものと手触りにも感じさせてくれます。
お太鼓にはふっくらとした刺繍によって花唐草模様を
スワトウや相良刺繍 蘇州刺繍などを駆使し
奥行きたっぷりにい浮かび上がります
刺繍のすきまから見えるライラックの彩も
アクセントとなり 飽きのこないセンスにみちた仕上がりになっていま
卓抜したデザインセンスが見事に表現された、
洗練された個性ある大人のカジュアルを、こころゆくまでご堪能くださいませ。
【スワトウ刺繍(汕頭刺繍)について】
スワトウとは、中華人民共和国の沿海都会の広東省汕頭(SWANTOU)という
地名から由来する名称。この地を発祥とする刺繍技術であり、その歴史は
100年以上遡るとされております。
スワトウ刺繍は「オープン・ワーク(切り抜き刺繍)」の一種で、
糸を引き抜いたり、布地を切り抜いたりしてデザインの一部を透かした刺繍技術。
この引き抜き法の刺繍を、引き抜くという意味のドローンから「ドローン・ワーク」とも呼ばれております。
【相良刺繍について】
相良刺繍は三大刺繍(蘇州、スワトウ、相良刺繍)の1つで、
技法は糸を玉のように丸く縫い込む独特の手法で「玉縫い」とも呼ばれているように
糸をループ状に結び、結び目を揃えるように一つ一つ、結び玉を作りながら縫いこんでいきます。
点を連続させて線を表し、間隔を空けて面を表し、
面内を繍い詰めるなどの表現方法は立体感の中にも豪華さがあります。
相良刺繍の特徴はもう一つ 、
一粒一粒、キュッと結んだ玉留めで作られた刺繍は摩擦に強く、
実用性も兼ね備えた丈夫な刺繍です。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.7m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。