商品番号 1461065

【龍村平蔵製】 傑作工芸本袋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「荒磯緞子」 淑やかな気品… 平蔵製珠玉の一条!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
染織の世界の美術品ともいえる、
龍村平蔵製の逸品。

淑やかな気品漂う良柄を仕入れて参りました。
終生ご愛顧いただける作品として…
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。


【お色柄】
しなやかでいて、密。
しっかりとしたおりくちのベージュの帯地には
荒磯の意匠を金糸を用いて表しました。

その輝きは決して派手派手しくはなく、
角度を変えてすっと上皮な煌めきを浮かべて。

日本伝統のデザイン、究極の色彩センス、卓越した職人技。
そのいずれが欠けても成しえない本当の美しさに出会うことのできる一品と、
自信を持ってお薦めいたします。

名門の名に恥じない一目でわかる名門龍村の織美への感性。
終生ご愛顧いただける作品として、どうぞ大切にお締めくださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。


【龍村平蔵について】
平蔵氏は「織物は数学である」の名言とともに、新技法の探求に「気狂い龍」と呼ばれるほど没頭し、30代で高浪織、纐纈織など多くの織を生み出した傑物です。

経糸と緯糸に着目することでどんな複雑な織も立体の造形として捕らえられる、
これが龍村平蔵氏の信念であり、かの有名な芥川龍之介氏も、龍村平蔵氏の
帯について、

「私の感服したのは、単にそれらの芸術品を模し得た面白さばかりではない。
(中略)龍村さんの帯地の中には、それらの芸術品の特色を巧に捉え得たが為に、
 織物本来の特色がより豊富な調和を得た、殆ど甚深微妙とも形容したい、
 恐るべき芸術的完成があった。私は何よりもこの芸術的完成の為に、
 頭を下げざるを得なかったのである。遠慮なく云えば、鉅万(きょまん)の
 市価を得た足利時代の能衣裳の前よりも、この前には更に潔く、
 頭を下げざるを得なかったのである」(一部現代仮名使いに変更)

と述懐し、大賞賛しております。

現代に至る龍村美術織物、龍村織物、龍村光峯の現在の3つの「たつむら」はすべて、
染色工芸に対する功績により、美術院恩賜賞を受けた初代龍村平蔵の創業に始まります。

古代織物の研究、及びそれを基盤とする織物美術創作の伝統を受け継ぎ、
世界的に認められる作品を世に送り出した平蔵氏。
その豊かな創作性、ぜひお手元でご堪能くださいませ。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100% (金属糸風繊維を除く) 
長さ約4.35m
本袋縫い
六通柄
※関西仕立て、帯芯無し

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません

◆着用シーン お付き添い、パーティー、お茶会、音楽鑑賞、観劇など

◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 袋帯)


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