商品番号 1449095

【原始古代布 羽越しな布】 特選手績み科糸織八寸名古屋帯 伝統的工芸品 「無地」 人気の自然布!織物ファン必見! この風合い、ぜひお手元でご確認ください!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
沖縄の芭蕉布(ばしょうふ)、静岡の葛布(くずふ)と共に…
日本三大古代布のひとつに数えられる織物、科布(しなふ)。
※正式には「木へん」に「品」と書いて「しな」と呼ぶ字を用います。

まず触れた瞬間に驚きました。
これまでも科布のお品のご紹介は何度かさせていただいておりますが、
本品はそのどのお品とも異なる風合いでございます。
今までご紹介のお品に比べて、
若干細い科糸を使用しているため、大変しなやかに仕上がっております。
本来であれば何度も締めることで、帯として馴染んでくる科布の帯ですが、
本品でしたら、最初から締め心地も良く、お使いいただきやすいお品でございます。
現品限りでございますので、どうかお見逃しなく!


【 色・柄 】
新潟県と山形県で採れる「科」。
その強靱さ、耐水性、通気性、織り目の美しさと素朴さ。
人の心の通ったあたたかさは、現代の人々の感性に訴えるものがございます。
科糸特有の茶色の無地。
自然の素朴さを感じていただける一条に仕上がりました。

おきもの通の方にも、自信を持っておすすめいたします。
どうぞお見逃しなさいませんようにお願いいたします。



【 科布について 】
シナノキ(科の木)の樹皮を細かく裂いて績まれる科糸。
それを用いて織り上げた布が「科布」です。
その歴史は縄文・弥生時代にまでさかのぼり、
9・10・13世紀には文献にも登場、かつてはかなりの量が生産され、
衣類として需要があったものと考えられております。

山間の村々で織られていた科布。
大麻布や苧麻布の普及によって織り上げ数が少なくなり、
江戸時代に木綿栽培が始まるとより一層生産地が減少、
さらに第一次世界大戦後には風前の灯火、
もはや新潟県と山形県の一部にしか残らなくなりました。

その織り上げは、一年がかり。
木を切り、皮をはぎ、水につけ、煮る、洗う、裂く、績む、撚りをかける、織る。
20以上の工程を経て、はじめて布になります。
丹精込めた手仕事で作られますので、大変希少価値の高い織物と言えましょう。
市場にもほとんど出回りません。

その特徴は、ざっくりとした素朴な手触り、自然な色合い。
大変軽くて通気性に優れ、水に強く、陽射しによる変色の心配もございません。
使い込むほどに木肌の艶がでてまいります。


【 科糸織帯の取り扱い 】
科の木の芯皮を糸に紡いで原料にしており、自然の樹木の香りがいたします。
また、織機が明治以前のいざり機なので、織る時に
タテ糸・ヨコ糸ともに水に濡らして織りますので、耳巾が不揃いになります。
このように原始的な織布ですから独特な自然の風合いと色彩になり貴重な商品です。

お召しの際には、乾燥しておりますと硬い風合いになる場合がありますので、
前の日に霧吹きをして掛けておきますと柔らかくなります。
ご使用後も同じように霧吹きして掛けてからシワを延ばして陰干ししてください。

商品詳細

- 素材・サイズ

科100%  長さ3.6m~3.7m(お仕立て上がり時)
お柄付け:全通柄
さんぽく生業(なりわい)の里

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。

◆着用シーン 観劇、女子会、街着など

◆あわせる着物 夏の小紋、麻着物、織のお着物

お仕立て

八寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
(手かがり仕立て)


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