【 仕入れ担当 渡辺より 】
博多織手機技能修士で日本工芸会正会員の
【 盛かおる 】氏による、さりげない表情が
味わい深い本場筑前博多織、手織による
八寸名古屋帯のご紹介です。
オーソドックスな献上紋も素敵ですが、
本品は目に見えない『風』をイメージした
シンプルな紋織のお品。
色無地、小紋、織のお着物などの洒落着物との
コーディネートで、カジュアルシーンに重宝いただけ、
また単衣の季節にもおすすめの質感でございます。
【 お色柄 】
手織でしっかりと密に、かつハリのある地風に
織り上げられた薄藤鼠、オフホワイト、薄葡萄鼠、
サンドベージュ、墨黒の縞地に、紋織で麦穂を揺らす
風を表現した抽象的なお柄が重ねて織りだされております。
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盛かおる(せい かおる)について
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博多織手機技能修士
日本工芸会正会員
2009年から2年間、博多織の後継者養成校である
博多織デベロップメントカレッジ(DC)で学び、
博多織の技術を習得。
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博多織について
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鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
【 付属証紙 】
博多織工業組合の証紙
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物 など