【 仕入れ担当 中村より 】
老舗の名門より、引箔の技を駆使した
高雅な表情の逸品袋帯のお届けです。
燻されたような箔のえもいえぬ幽玄ないろどり。
そのムードをそこなうことなく風雅なお柄を織り出したひと品でございます。
シンプルでいて、上質。
素材、デザイン共に格別のこだわりを持って製作される名機屋「織匠万勝」。
飽きのこない意匠と風合いの豊かさ…
一目で上質を感じさせてくれます。
どうぞお見逃しませんよう。
【色柄】
さらりと滑らかな帯地は穏やかな白鼠色。
その地から除く金糸の重厚な彩りとは対照的に、非常に軽やかな織り上がりで、
お締めいただく方のご負担にならないひと品。
最高級の国産絹糸のみが持つ、しなやかさと柔軟性、伸縮性に優れ、
織物として薄くて、軽くて型くずれしにくい、
最高の帯の風合いと締め心地を、味わっていただけます。
お柄には薫風葛文文の意匠が織りなされました。
施された金糸とともに、霞のように暈された地の奥行きある仕上がりは
なんともいえぬ格調を漂わせております。
ご存知の通り、量産する機屋さんの帯ではございませんので、
きもの市場でもなかなか、ご紹介の機会に恵まれませんでした。
この機会をお見逃しなく、どうぞご検討くださいませ。
■織匠【万勝】 主宰 前田 章
ここ近年、「和」の世界が改めて注目を浴びています。
業種を問わず世界の様々な分野で「和」の意匠やデザインが取り入れられていますが、それは従来の「和」の質とは少し異なった、ある意味、日本通の外国人が好む「和」に近いものだと思います。
現代の日本人は、洋風化された環境で生活し、仕事や趣味、旅行などを通じて世界と数多く接点を持っています。その体験と感性は、ファッションに、生活スタイルに、伸縮自在な柔軟性をもち、明らかに従来の日本人とは違った趣向を有しています。
伝統に敬意を払いながら、刺激的で心おどるもの・・・。
洋のスタイルに和の奥義が重なり合うことによって生まれる新しい感性の和。今の世代の人たちが求めているものはそんな新しい発想の和だと考えます。
現代の感性と生活スタイルにマッチした新しい和の装いを提案すると共に、私たち日本人のファッションの原点であるKIMONOを、もっと気軽に自由に楽しんでいただきたい。様々な視点から和装を見つめ、規制概念にとらわれることのない自由奔放な和のスタイルを提案していきたいと考えております。
■織匠【万勝】略歴
昭和27年 伝統工芸技術者の四代目として生まれる
昭和42年 西陣で織物師の下で修行に入る
昭和51年 知識と経験を生かし名古屋帯を中心に製作を始める
昭和55年 名古屋帯の感性で袋帯の製作にかかる
「北山斜子」実用新案下る
昭和58年 「珀稜」・「北山つづれ」実用新案、商標登録する
「縫箔」開発
平成12年 新たに織匠【万勝】を設立
※以上、資料は引用させて頂いております。
絹100%(金属糸風除く)
長さ4.4m(お仕立て上がり時)
織匠 万勝謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など