【 仕入れ担当 渡辺より 】
おだやかなフシ感、軽くやわらかな風合いで
シンプルなお柄を織り上げた、
染織作家・小山憲市氏による信州・上田紬の
洒落訪問着のご紹介です。
帯合わせもしやすく、肩をはらないカジュアルの
装いのアイテムとしておすすめでございます。
【 お色柄 】
ところどころフシ糸が浮き沈みする、様々な
色糸を経糸に織り込み、ライトグレーと
アクアブルーで片身替わりに近い段違い紋に、
一部黒褐色の太い真綿糸がライン状にあしらわれております。
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上田紬について
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国指定伝統的工芸品「信州紬」のひとつ。
長野県上田地方、更科、小県、埴科地方、とくに
千曲川上流地帯でつくられる紬織物で、
上田を集散地としたため上田紬と呼ばれた。
江戸寛文年間(1661~73)に伝えられ、
江戸中期ごろから和糸生産の発展につれ、養蚕から
生じる屑繭、玉繭を利用し、農家の副業として
盛んになり、天保年間(1830~44)に最盛期となった。
もともとは玉糸が使用されていたが、現在では
経糸に生糸、緯糸に紬糸(多くは機械を使用する)を用い、
一部は高機による手織であるが、力織機による製織のものが
多くなっている。
絣のものも織り上げはあるが、縞柄が主で、
普段着向きの着尺地として使用される。
厚手で丈夫な地風で、江戸時代には
大島紬や結城紬と並ぶ「日本三大紬」として
一世を風靡した。
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信州紬について
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長野県全域10市17町村で生産される手織紬を指す。
山繭紬(野蚕紬)、上田紬、飯田紬、伊那紬、
絁紬(あしつむぎ)、絓紬(しけつむぎ)、
ふとり紬などがある。
絹100%
たちきり身丈175cm 内巾38cm(裄72cm前後まで)
※八掛なし
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)