【 仕入れ担当 渡辺より 】
西陣の老舗であり名門である『藤原織物』。
織りの本場西陣においても、随一の唐織技術を持つ名門中の名門でございます。
残念ながら、2021年に機を下ろされたため、
今後織りあげはなく現在市場に出回っているお品が最後となります。
そんな藤原さんのお品の中でも特にハイクラスな逸品をご紹介いたします。
風格ある意匠美は、晴れのお席でのお振袖の帯としてもひけをとらない、
華やぎに満ち溢れる立派な存在感がございます。
絹糸の質感がなんとも美しい、
フォーマルシーンに高貴な印象を与えてくれる秀作。
しっとりとつややかに品格のある帯姿をご堪能いただけることでしょう。
訪問着や付下げ、色無地などとのコーディネートでお楽しみくださいませ。
【 お色柄 】
密に織られた、実にしなやかな白銀の引箔の地。
お柄には気品溢れる面持ちで葡萄唐草の意匠があしらわれました。
ふっくらとした赤香、薄萌葱、藤、白緑、薄桜などの緯糸に、
濃淡の金糸づかいが調和。
格調がありながらも、モダンな雰囲気もあり、品の良い印象に仕上がっています。
【 藤原について 】
西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.107
※2021年廃業。
菱形に「藤」の文字のロゴを使用。
嘉永年間創業の西陣の老舗機屋。
は主に礼装用の唐織や引き箔、駒箔の格調ある文様の
振袖や留袖用の礼装袋帯の制作を得意とする。
残念ながら、2021年の夏をもって機を下ろされました。
そのため、今後新たな作品が生み出されることはございません。
※既に西陣織工業組合からも脱退されています。
絹85% ポリエステル10% レーヨン5%(金属糸風)
長さ4.35m
西陣織工業組合証紙No.107 藤原織物謹製
耳の縫製:袋縫い
六通柄
おすすめの帯芯:綿芯松
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、成人式、式典、お祝い事、パーティー、ご挨拶、年中行事
◆あわせる着物 留袖、振袖、訪問着、付下げ、