【 仕入れ担当 渡辺より 】
ねん金綴れで有名な西陣屈指の名門、
【 桝屋高尾 】より、志々良織(しじらおり)の
シリーズの特選九寸名古屋帯のご紹介でございます。
枡屋高尾の中でもあまりお見かけしないタイプのお品。
付下、色無地、小紋、織のお着物と幅広く
コーディネートいただけ、桝屋高尾ならではの
製織技術の高さとハイセンスなデザインを帯姿で
お楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
さらりとした質感の薄手の濃い梔子色の帯地に、
金糸と紅鳶、若竹の彩りで鶏頭金襴のお柄が
壇上の織り描き出されております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、おおむね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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桝屋高尾について
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西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.277
1960年創業
徳川美術館の裂を復元した後、研究考案された
『ねん金綴錦』と、芯糸に色糸を使った『彩ねん金』は、
東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの
両方の特色を併せ持った織物として内外から高く
評価され、桝屋高尾の代名詞ともいえる作品である。
沿革
1935年 高尾弘(ひろむ)京都・西陣に生まれる。
16才で父・髙尾源之助を亡くしてからは伯父である
髙尾菊次郎に師事、西陣織の伝統の中でその技術と
感性をひたすらに磨き、1960年に株式会社桝屋髙尾を
設立した。
タレ先には高尾弘の『弘』が織り込まれている。
※2016年3月に高尾朱子による新作発表会が
京都にて行われ、この会以降タレ先に従来の
「弘」ではなく「桝源」と織り込まれている。
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志々良(しじら)織について
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しじら織りとは、表面に見られる独特のシボが特徴の織物。
もともとは阿波で生まれた綿の織物である『阿波しじら』が
原型で、そのユニークな風合いから、西陣の帯にも
その技法が見受けられる。
経糸と緯糸の張りの不均衡による張力差を利用し、
表面に凹凸状のシボが現れるように織り上げており、
経糸に細く縮んだ生糸を用いているため、従来の
平織の生地に比べ地風が薄地で軽やかな
織上がりとなる。
絹100%
長さ約3.72m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。