【仕入れ担当 田渕より】
透け感がもたらす爽やかな風情や気品。
登場シーンの多い一枚だからこそ、良いものを…
そんなこだわりをお持ちの方にこそご紹介したいひと品。
染師、服部光擴氏による特選江戸小紋をご紹介致します。
お道具のように末永くご愛用いただきたい江戸小紋には、
是非ともよきものをお選びいただきたく思います。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【お色柄】
さらり肌上を滑る絽地。
お色は落ち着きある藤色をベースとして細やかな万筋の意匠をあらわして。
上品さがありながら、なおかつ粋な情趣は
いつの時代も多くの文人・茶人に愛され、これからもその魅力は変わることがないでしょう。
無地に見えるほどの細密な手仕事をご堪能ください。
お手持ちの帯と合わせていただいてご愛用いただけましたら幸いです。
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【服部光擴について】
本名服部光男・雅号が光擴
平成12年に型染め部門で伝統工芸士に認定
あまり協議会には商品を出品されず殆どが受注生産でお品を作り続けておられます。
【江戸小紋について】
伊勢型紙を白生地の上に置いて模様の部分を糊で防染し、
地色を一色で染めて糊を落とすと、模様の部分が白く残ります。
この技法で染められる小紋が、江戸小紋。
武士の裃(かみしも)として、また将軍や大名は各自専用の模様を定め、
それを留柄(他者が使うことを禁じた模様)としておりました。
やがて元禄時代には多様な文様が町人層に広がり、洒落着としても用いられるようになりました。
江戸小紋の紋様は、数千種あると言われております。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈158cm(適応身長153cm~163cm) (4尺 1寸 7分)
裄丈67cm (1尺 7寸 6分) 袖巾34cm (8寸 9分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾30cm (8寸 0分)
※居敷当付き
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事会、お茶席、お稽古、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。