【仕入れ担当 竹中より】
織のお着物ファンの方に…
希少なお品が入荷いたしました!!
沖縄の伝統的工芸品、本場与那国伝統織物。
風合い豊かな花織名古屋帯のご紹介でございます!
その織の表情、質感、是非お手元でご堪能くださいませ!!
【お色柄】
おだやかで、落ち着いた草木染の色彩。
淡くおだやかな白藍に織り上げられた地
に一面い細かな花織模様が浮かび上がります
無地ですが表情豊かに
飽きのこない帯力。
手織ならではの、どこかほっとする優しさの感じられる織物でございます。
まずお品がありません。
全国の織物が集まる室町でも、めったとお目にかかることはありません。
生産数も絶対的に少ないですし、一般市場に出回ることも難しい、
琉球織物の中でも大変な希少品です。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いでございます!!
どうかこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【商品の状態】
仕立てあがりリサイクル品として仕入れました
締め跡などもほとんどございませんが
結んでかくれる箇所に画像のような
褪色がございます
ご了解の上 お値打ちにお求め下さい
【与那国花織】
沖縄県の中で台湾に最も近い与那国島で織られている『与那国花織』―
与那国島は、石垣島からは115km、台湾からは111kmと、晴れの日は台湾が見える
日本最西端の地です。
その島で、与那国花織はおよそ500年の間、織り継がれて参りました。
与那国の織物が初めて文献に登場したのは、1479年の「李朝実録」。
その頃には、すでに苧麻で布を織り、藍染がされていたと記録されています。
時の流れと共に色々な技法を取り入れ、伝えられ現在の与那国織として
発展して参りました。
与那国織には、大きく分けて4つの織りがあります。
庶民の日常着だったドゥタティ(縞や格子柄の織物)、首里王府への貢納品として
納められていた花織、そして細帯のカガンヌブー(ミンサーのこと)、旅の無事を
祈って贈られたお守りシダディ(手ぬぐい)です。
与那国花織は、沖縄の伝わる他の花織と比べて文様の細かさが特徴。
また、基盤柄と縞柄に花織を組み合わせた華やかな模様構成も魅力の一つです。
「花織」の「花」というのは小さな四角い点の集まりのこと。
サイコロの5の目のように点を並べたイチチンバナ、4つをひし形に並べた
ドゥチンバナなど花柄の種類は10種類にもおよびます。
その「花」が経糸(たていと)の一部を浮かすことによって格子縞の平織面上(ひらおりめんじょう)に浮かび、
両面使用できることから両面浮花織(りょうめんうきばなおり)とも呼ばれます。
そして、もう一つの最大の特徴は草木染めであること。
染料は、織り手がすべて島内から探してくるといいます。
同じ植物を使っても土地の色に染まるので、まさにその土地限りの、
また染色は乾燥の差で変わりますのでその時一瞬限りの色彩美が込められる
織物でございます。
絹100%
長さ約3.63m
沖縄県織物検査済之証、沖縄県伝統工芸井品之証がついております。
手織り
徳吉工房 製作者:仲嵩文枝さん
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。