【 仕入れ担当 中村より】
最近ではしっかりとした手付けの江戸小紋もどんどんと少なくなって参りました。
いわゆる写しのお品ではなく、型を使用し手仕事で少しずつ色ムラやズレが出ないように染め上げる…
職人の魂を宿す江戸小紋のご紹介でございます。
今後もう手に入ることのない逸品を仕入れて参りました。
中でも夏物…。
大変希少な逸品かと存じます。
ぜひお見逃しなくお願いいたします。
【お色柄について】
染め上がった反物をご覧いただけますでしょうか。
港鼠色を基調に染め上げた鮫伝統模様。
さりげなく暈し染めも施された手の込んだお品。
シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。
【廣瀬家・江戸小紋について】
創業は大正の7年
100年以上続く江戸小紋の名家・廣瀬家。
今も名を時代をリードする作品を数多く手掛けてらっしゃる名門中の名門。
確かな技術を持ち、継承されております。
しかも今回ご紹介のお品は、現在の当主廣瀬雄一氏ではなくなんと先代の作品。
三代目・廣瀬雄望氏の絶品江戸小紋着尺でございます。
型を彫る彫師から託された型紙を一反の反物に寸分の狂いなく染め上げる。
その陰影お近くで是非とも堪能いただければと存じ上げます。
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
【伊勢型紙】はその中で、柄を彫る工程にあたります。
彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…
絹100%
長さ12.3m 内巾35.5cm(最大裄巾67cm)
廣瀬雄望作
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 袋帯、お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,320円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,320円→手のし3,025円】に変更となります。