【 仕入れ担当 渡辺より 】
西陣の名門・菱屋善兵衛より、
中々お見かけしない、両面使いの特選袋帯のご紹介です。
業界最大手といわれる中古問屋さんから
厳選仕入れしてまいりましたので、
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかな地風の墨黒地に、消炭で氷割れのような地紋と
白鼠のほたる暈しのような円文が織りだされております。
裏面には唐花の意匠を一面に織りなして。
お洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、
また織のお着物にもお締めいただけることでしょう。
代々受け継がれてきた技を結集し、忠実に現代に甦らせた作品。
老舗のみが持ちえる確かな品格に、その織りの美をご堪能下さい。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 菱屋善兵衛(木野織物)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.320
1804年(文化元年)創業
「菱屋善兵衛」を屋号とする西陣の老舗機屋。
現在、所蔵する古代裂地を復刻した袋帯を中心に、
西陣お召しなど時代に合った商品を提供している。
尾張国から入洛した木野善八(1806年没)が
初代とされ、現社長である木野善之で八代を数える。
二代目善兵衛が江戸後期に西陣の機業を二分していた
菱屋に入って織物業を習得、独立して菱屋善兵衛を
名乗り、1804年に創業した。
創業当時から帯地の他に相撲の化粧廻しも製織していたが
四代目以降は帯地のみに専心、ジャガード機を導入して
設備を整え、繻珍の丸帯を多く製織していた。
五代になると積極的に各種の帯を手掛け、一時は絽の
丸帯のみを作り、『絽ならば木野』とまで言われた。
大正期の経済恐慌で大きな痛手をおったものの、
1948年に後を継いだ六代目が堅実な経営と良い商品を
安く提供するをモットーにものづくりを続け、八代目の現在に至る。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.4m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。