【仕入れ担当 中村より】
なかなかお目にかかれない菅原結氏の作品を入荷致しました。
お目に留まりましたらお見逃しなく!
今回ご紹介いたしますのは、
その菅原工房の17種の漢方薬草によって染められました半巾帯です。
ざっくりと柔らかで軽い着心地も上質な風合いが感じられます。
【お色柄】
落ち着いた褐色(灰色がかかった紫色)を基調した地に、
桔梗色や紅色、空色、松葉色などの色糸を重ね合わせて、深みある彩りを織り上げた染のような彩を感じさせる特選物の風格を持たせたお品!
裏には彩りの幾何学模様を織り上げて、シンプルで合わせやすい一本となります。
個性的な染め帯から素材感のある自然布の帯など、
自由自在にコーディネートを楽しんでいただけることでしょう。
観劇からご趣味のお集まり、ちょっとしたお出かけにも!
ぜひこの機会をお見逃しなく、お求めくださいませ!
【菅原工房】
菅原工房は、漢方染で絹織物を作られている工房。
代表の菅原結氏は、アマゾンや古代インカ、モンゴルなどの染織を研究し、
数々の草木染の賞を受けられております。
雪と寒さが厳しい山形県では、藩の財政難を立て直すために、九代目米沢藩主・上杉鷹山が農閑期に適した織物の製造を奨励した結果、紬づくりの技術が花ひらきました。
紅花染めに代表される米沢紬、経緯併用絣の長井紬、板締め絣の白鷹紬などのそうそうたる紬の中でも、草木染を頑なに守る菅原工房の一品は、高価な織物として取引されております。
【漢方染】
漢方染は日本の民間薬である漢方薬を材料として染めあげたお着物です。
こちらのお着物を身に付けることにより、日常生活の中で漢方薬が自然と体内に吸収され、健康を維持するために研究開発されました。
漢方薬草には、延命草、朝鮮人参、げんのしょうこう、どくだみ、あかね、さるのこしかけ、よもぎ、きはだ、くまざさ、万年だけ、ちりめんしそ、紅花、くろまめ、せんぶり、うめ、あせん、藍によって発色の良いグリーン系を基調に染められました。
絹100%
長さ約4.3m
全通柄
漢方染蚕桑苑、米沢の名機屋「菅原工房」菅原結 謹製
◆最適な着用時期 一年中お召しいただけます
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、ランチ、お出かけ、ご旅行、行楽などカジュアルシーンに
◆あわせるお着物 小紋、紬など織のおきもの
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。