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雑誌「美しいキモノ」の2021年秋号、148ページでモデルさんが着用されている訪問着です。
仮縫いされておりますが、ご着用には別途お仕立ては必要となります。
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刺繍や金彩を一切用いることなく、ただひたすら純粋に、染めの美を追求して…
傑作加賀友禅訪問着をご紹介いたします!
【仕入れ担当 吉岡より】
華やかなお柄で、主役級の装いにお薦めの訪問着でございます。
染められたのは、本加賀友禅作家の百貫廣樹氏。
その名から分かる通り、かの巨匠【百貫華峰】氏に師事されて感性を磨かれた作家さんです。
百貫氏の特徴でもある華やかな花鳥図の感覚を見事に備えた一枚。
優しい地色の訪問着ですので、白地・黒地のいずれのフォーマル帯とも相性がよく、
お好みに合わせて存分にコーディネート頂けることでしょう。
染め色の美しさは、秀逸です。
日本人の心に響く、優しい感性に満ちたひと品。
さらりとさりげなく、着こなしていただきやすい創作品です。
お召しになられたときの着姿の美しさで、本加賀に勝るものはございません。
是非お手元でご覧いただきたく思います。
この機会、お見逃しのなきようお願いいたします。
【色・柄】
しっとりと肌にやわらかく、水分を含んだように滑らかな上質の濱ちりめん地。
この絹地を、穏やかで明るい黄色に染め込んで。
ご覧いただけますでしょうか。
美しく、しなやかに、そして丁寧に丁寧に染め描かれた花意匠。
「しだれ梅に牡丹」と名付けられた意匠は、優しく多彩なお色目と独特の構図が魅力的…
すっと染料を含みとり、そっと絹地にのせた瞬間のみずみずしさ。
淡い彩りが幾重にも重なり、実に華やかでありながら
大変品良く、格別に映える一枚に仕上げられました。
梅と牡丹に添えて、多彩な松葉模様も描き出しており、
季節を問わずにお召し頂ける作品です。
【加賀友禅について】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
特徴は五彩といわれる暖かな色彩に、花鳥山水を描いた絵画的な構図、
そして模様の外から内へぼかしをいれる技法。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
熟達した感性と高度な技術。
写生を基本に描かれる本加賀友禅は、染め色の美しさや深み、
卓越したデッサン力と意匠の美しさを存分にご堪能いただける、特別なものです。
一貫してひとりの作家さんが仕上げますので、作家さんの感性や技術力、
まさに≪作家性≫とも呼ぶべきものを、あふれるように感じ取っていただけることでしょう。
絹100%
たち切り身丈187cm(背より身丈172cmまで) 内巾36cm(裄丈68cmまで)
経済大臣指定伝統的工芸品の証紙、加賀染振興協会の証紙がついております。
白生地には、特選浜ちりめん「豊光ちりめん」地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、レセプション、お食事会、お付き添いなど。
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし3,850円+※胴裏7,260円~+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。