タッサーシルクの糸を織り込み、浮かび上がる地紋が程よくカジュアル感を演出…
セミフォーマルから普段使いに重宝頂ける紋意匠ぼかし染め訪問着のご紹介です。
【バイヤーより】
立体的な地紋の風合いに、優しいぼかし染めを施した訪問着を入荷致しました!
この紋意匠の部分には、タッサーシルク(野蚕糸)を織り込みました。
落ち着きがあり、染め色を優しく魅せるタッサーシルク。
ご年齢も問わず、季節性もなく、様々なお席で重宝していただけます。
袋帯を合わせて、御食事会などのセミフォーマルに。
名古屋帯を合わせて、行楽やランチなどカジュアルシーンにも。
独特の風合いを魅せる一枚を、存分にお楽しみ下さいませ。
【色・柄】
どこかモダンな印象も醸す牡丹唐草を込めた紋意匠の地。
その地を穏やかな淡紅藤色を基調に染めて…
お裾や袖にほんのりと柳鼠色や紫鼠色のぼかし染めを加えました。
この染めは京都にある染め工場にて、
完全なる手技・伝統の「引き染め」にて仕上げております。
反物の両端を張り木ではさんで引っ張り、
反物の耳と耳に、伸子(しんし)を等間隔に引っ掛けて巾を一定にする。
そして、一反13m強にわたり、染め職人さんの長年の勘と経験のみに頼り、
丁寧に刷毛をすべらせて染め上げてゆく…
少しでもムラになってしまえばすぐに難モノとされてしまいますから、
その染めは、まさに真剣勝負。
その日その日の湿度等によっても染め通りは常に変化し、
本当に、熟練の職人技を必要とする染め技法です。
【タッサーシルクについて】
野蚕の繭から紡いだ糸をタッサーシルク(野蚕糸)と呼びます。
一般的に家蚕の糸よりも太く、丈夫でふっくらとした風合いが特徴とされ、
保温、保湿性にも優れています。
そのため、夏は涼しく冬は温かいという特性も備えた上質生地です。
このタッサーシルクを用いて織り上げた生地は
ハリのある風合い、上質の程よい重みがございます。
お召しいただいた御姿も美しく決まり、裾捌きも良いことでしょう。
絹100%(緯糸にタッサーシルク糸使用)
たち切り身丈181cm(背より身丈167cmまで) 内巾38m(裄丈72cmまで)
白生地にはタッサーシルク糸使用、紋意匠地を用いております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,320円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,320円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。