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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm (1尺 7寸 6分) 袖巾34cm (9寸 0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
残念ながら証紙は付属しておりませんが、以前に
入荷いたしました証紙が付属しておりますお品と類似しており、
糸の組成、絣の括り方からも伺える独特の味わい、質感より
郡上紬かと存じ上げます。
お値打ちと思っていただける方にお譲りできましたらと願っております。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
呉服のプロにも『幻』といわしめるほど創作数が少なく…
近年さらに織り上がりが減少しております逸品。
岐阜の誇る至高の織物。
草木染の手織紬の中ではトップクラスの
【 郡上紬(ぐじょうつむぎ) 】。
郡上紬―
豊かな自然ときれいな水、郡上の人々の心。
郡上八幡の地に古くから伝わる郡上織と呼ばれる伝統の織物。
その起源は、この地方に落延びた平家の落人が、野生の繭から
糸を紡ぎ、植物染料で染めた糸で織った織物発祥とされております。
明治以降に衰退の憂き目をみましたが、第二次世界大戦後、
地域に根ざした技術の振興を理想とする、故:宗廣力三氏によって
「地織り」が復興され、さらに研究を重ねて創り上げられ、
現在の郡上紬となりました。
その功績から、のちに人間国宝の指定を受けた力三氏。
生前は
「本物の糸を使い、本当の草木染めを行って、本当の織りを目指す」
という信念をつらぬき、また大量生産の道へは決して
踏みこまないという理念のもと創作活動をされておられたので
力三氏の作品はもちろんのこと、現在織り上げられている
郡上紬も言わずもがな寡作。
経糸には、節糸の玉繭を。
織りにくさという難点にもかかわらず、郡上紬は
織り上がりの点を評価しこれを採用。
緯糸には春繭からとった本真綿の手紡ぎ糸が用いられます。
「泣いて染めても笑って織れ」
地道で地味な作業である染め作業で辛い思いをしても、
織り上げには心を躍らせ、楽しみながら機を織らねば
美しい仕上がりにならない。
その心根が伝わってくるような素直さ。
ふっくらとした織の落ち着いた銀鼠の紬地の味わい。
藍、青丹(あおに:やや黄色みのくすみの抹茶系の色)、朽葉、
紅鳶の彩りの入り混じる段霞のリズム―
独特の色彩に、優しい風合い。
紬のお着物にとってもっとも大切な点は着心地のよさ。
郡上紬はその暖かさと柔らかさ、そして肌ざわりのよさで
申し分のない織物といえるでしょう。
平凡な柄を非凡に。
一見さりげなく見えるのですが、大変に奥行きある、深い織物。
ぬくもりと、どこか懐かしい風情を感じさせる、
かざらない、さりげない意匠表現。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
安易に入手できるお品ではございません…
ご年齢問わずお手元で末永く。
ご愛用いただけましたら幸いでございます。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈152.5cm(適応身長147.5cm~157.5cm) (4尺 0寸 3分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈50.5cm (1尺 3寸 3分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30.2cm (8寸 0分)
◆八掛の色:濃鳩羽鼠・ぼかし
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。