◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
徳川美術館保管の貴重な名物裂の複製に力を注ぎ、
植物染めの研究にも努力している京都名門の織屋・桝屋高尾、高尾弘氏。
ねん金綴れなどの名品を創作することでも知られる一流織屋より、
なんと志々良(しじら)織の半巾帯を仕入れて参りました!
高尾弘氏の卓越した技術の希少品…
お洒落に差のつく逸品かと存じます。
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ。
尾張徳川家に伝来し、現在徳川美術館に保管されている裂。
多数の名物裂を含み、総数約560件にのぼります。
金襴、緞子、間道、蒙流…
それらとともに6件含まれるのが、「ねん金」と称される明時代の裂。
撚り金糸を用いた裂でございます。
名物裂の複製に力を注ぎ、植物染の研究にも深い高尾弘氏。
糸から研究し、ねん金のもつ豪華でさらりとした雰囲気を、丹念な手織で成功させた逸品でございます。
(特許であり、徳川美術館の署名で複製を禁じられております)
今回ご紹介のお品はその高尾弘氏の希少なしじら織の半巾帯でございます。
『しじら織』―
その特徴は、経糸と緯糸の撚りの強さを変えて表面を縮ませて、
シボを生み出している点です。肌への接触面積が少ないため、
より快適で風のような軽さを感じていただける風合いとなっております。
さらりとした質感、
お色は深い小豆色にさり気なく煌めく金糸を用いて異国ムードの花意匠をあらわしました。
通の方から見ましたら、ひと目で桝屋高尾さんのものとおわかり頂ける、
さりげなくハイセンスで洗練されたお品です。
小紋、織りの着物など
普段からお着物をよくお召しになられる方に、おすすめ致します。
このような作品との出会いは、一期一会です。
枡屋高尾ファンの方にぜひともお届けさせていただきたいと思いますので、
どうぞ末長くご愛用くださいませ。
■高尾弘プロフィール
1935年 京都西陣に生まれる
1960年『株式会社 桝屋高尾』設立
1978年 徳川美術館よりねん金の復元を依頼される
1979年 メキシコ現地視察
1982年 タイ現地視察
1983年 メキシコ、東南アジア諸国、中国シルクロード、ヨーロッパ等視察
1984年 徳川美術館のねん金裂を基礎に彩ねん金を研究開発、ねん金綴錦を考案
1985年 『銀花』(第63号)誌に於いてねん金裂について対談
トルコ視察
1986年 『季刊きもの』(春号)誌に於いてねん金裂のルーツ対談
人間国宝 茂山千作翁、ねん金綴錦衣装を着用し京都観世会館に出演
1989年 第2回トルコ視察
1991年 第2回インド視察
1996年 皇后陛下美智子様ご着用服地を製作。
1998年 英国スコットランド取材
1997年 エジプト、ペルー、チリ視察
2000年 銀座美術館画廊 個展「五大染織文明を創る」を開催
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、和のお稽古、観劇、音楽鑑賞など
◆あわせる着物 小紋、織りの着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。