【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、仕付け糸も付いたままの美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
溢れる南国の香り。
古よりの豊かな自然の中で育まれた伝統の技「琉球かすり」。
今回ご紹介のお品ものは、
琉球絣の創設者とも言われる、故・大城カメ氏のひと品でございます。
そのお人柄の温もりが伝わってくるような…
状態・お色柄ともに良い逸品に出会えました。
弊社でも数えるほどのご紹介の希少品…次のお約束出来かねますので、
お目に留まりましたら是非お見逃しなきようお願いします!
大城織物工房2代目であり、3代目大城清助氏の妻である、
大城カメ氏は『琉球絣』と言えば、この人といわれるほど有名なお方でございます。
大城織物工房は1879年、大城ウシ氏により沖縄本島南部南風原に設立されました。
1899年に2代目大城カメ氏が工房を継ぎ、
1919年に3代目の大城清助氏が初めて織物を「専業」とし、
生活の糧にするまでは、当時の織物といえば自分たちの普段着を作る以外は
わずかな現金を得るための「兼業」として細々と成り立っておりました。
後の太平洋戦争(沖縄戦)の戦火で、家財や織物の道具はすべて焼失、
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけという有様でした。
その戦後の物資とぼしい苦難の時代を経、現在まで受け継がれたその技術。
その大城織物工場、2代目大城カメ氏が織り上げた作品となりますと、
本当に流通が無く、奇跡ともいえるこの度の出逢いです…
カメ氏は常に新しい琉球絣の制作に力をそそぎ、 『卓越技能賞(現代の名工)』、『勲六等瑞宝章』等、数々の賞を受賞。
残念ながら1993年に80年の生涯を終え他界されましたが、
今でもカメ氏の琉球絣は高い評価を受け、ファン垂涎のお品でございます。
所々に節感を浮かべた紬地は、落ち着きある深い藍。
藍染は地元に産する藍を使用し、朝晩2回藍壺に入れ、
希望色が出るまで何日でも染める。
また琉球かすりでは真綿糸が用いられることはほとんどございません。
手織の性質上、真綿糸が入ると
織っている最中に切れやすくなってしまうためです。
こちらのお品は、卓越した技術により、真綿が用いられ、
ほっこり、そして軽やかな風合いに織りあがっております。
手織りにより丁寧に織り上げられた、深い藍の地に浮かぶ琉球独特の民族意匠。
決して派手になりすぎず、現代シーンにも相応しいお色柄となっております。
これら全ての工程を経て、一反出来上がるまでには3ヶ月も要します。
それ故に感じられる手作りの良さ…
織物好きの方にも自信をもっておすすめ致します!
二度と織りあげられことのない…
氏の感性と琉球への愛情が詰め込まれたひと品でございます。
どうか大切に、末永くご愛用くださいませ。
どうぞこの機会お見逃しございませんようお願いいたします。
≪ 大城カメ 受賞歴 ≫
昭和52年 沖縄県知事表彰
昭和53年 労働大臣 卓越技能章(現代の名工)
昭和54年 内閣総理大臣賞
昭和55年 勲六等瑞宝章受賞。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈161cm(適応身長156cm~166cm)(4尺 2寸 5分)
裄丈67.5cm(1尺 7寸 8分) 袖巾34.5cm(9寸 1分)
袖丈49cm(1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm(6寸 4分) 後巾30cm(8寸 0分)
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
◆八掛の色:藍色
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、趣味のお集まり、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。