◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
琉球の深い彩りに心奪われて。
琉球紅型三宗家『知念家』の作家として名高い、
【 故:知念貞男 】氏の手掛けた、美しい紅型です。
くっきりとした柄表現で、お着物との相性抜群に仕上げた作品でございます。
お目に留まりましたら是非、ご検討くださいませ!
紅型は丁寧に掘り上げた型で白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していく技法です。
鮮やかな染には顔料と染料が用られております。
筆で色を挿し、刷毛でこすって定着させてぼかしを表現。
水で糊を洗い流すと、美しいお柄が現れます。
琉球王朝時代よりその伝統の技が引き継がれてきた紅型。
絵師が描いた図案に合わせ彫り師が型紙を彫り、紅型三宗家と言われる「城間家」「知念家」「沢岻家」を中心とした染め師が完成させます。
廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって消え去りつつありましたが終戦後、戦禍を逃れた城間家の城間栄喜氏と知念家の知念績弘氏が中心となり、紅型の復興が行われました。
廃材の中から、「宗家」の名にかけて琉球王朝の彩りを蘇らせたその熱意とたゆまぬ研鑽。
消え行くものを留めよう、護ろうとするその心と努力によって、紅型は今日まで受け継がれてきたのです。
上知紅五代目・績弘氏に師事し、知念紅型研究所を創設されたのが知念貞男氏でございます。
貞男氏は知念家の初代・知念績高より数えて八代。
日本工芸会正会員としても、高い評価を受けていらっしゃいました。
吉祥の地紋が浮かぶ紋意匠地。
地色は爽やかな白緑を基調に、琉球らしい色彩を用いてお柄が表現されました。
松竹梅に菊の花模様。
紅型ならではの隈取が美しく、引き立つ陰影は見るほどに引き込まれるような心地がいたします。
南国の蒼い海、蒼い空。
美しい自然の下、育まれた美の感性。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで魅せる美。
琉球絣や久米島の紬、花織といった南国の織物によく似合います。
その他、色無地や小紋などのやわらかものから大島や結城など、上質な織のお着物にもよく合うことでしょう。
いつかは…と憧れていた方にも。
琉球本紅型の美を、お手元でご堪能いただきたく存じます。
どうぞこの機会をお見逃しございませんようにお願いいたします。
絹100%
長さ約3.9m
柄付け:お太鼓柄
開き仕立て・裏地付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる着物 色無地、小紋、御召、織のおきものなど
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。