自然の風にふわりと乗った、高雅なる表情。
本結城の希少なお着物の中でも、
特に素敵なお柄を入荷いたしてまいりました。
穏やかな色目がレトロ感も漂わせる、大変美しい一枚でございます。
大変手の込んだ逸品!
新品になると、このお値段は正直ありえません!
証紙は紛失しておりますが、間違いなく本結城です!
仕立て上がりリサイクル品として
仕入れましたがめだつ汚れ 傷もなく
おおむね美品としてお届けできます
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【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫裄丈68.4cm(1尺8寸0分)袖幅35cm(9寸2分)
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最高級品 80亀甲 重要無形文化財指定 奥順謹製 本場結城紬
で WEB上でご検索いただいくと本品と同じものが
33万円で販売されています(2021年4月現在)
一目惚れのこの機会をぜひお見逃しなく、
お手元でこの美しさをご堪能くださいませ!
結城紬ならではの地機で仕上げた軽い風合いを、
ぜひお楽しみ下さいませ。
糸づくりでは、
蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、
さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。
また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、
木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。
地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、
きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)
を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。
結城紬でしか成し得ない、ほっこりとしたぬくもりを感じさせる地風。
淡く灰味をおびた白藤の地に とび柄にて
たてに連なるような花菱紋を織り表しました。
霞のようにぼやけた地色の濃淡の上から、
80山亀甲詰の繊細な絣合わせがされたハイクラスの一枚です。
どのようなお色目の帯もくっきりと冴えわたらせて、
ほっこりと懐かしさも漂う着姿を演出する一枚です。
結城紬特有の、真綿のふっくらとした温かみ…。
肌に優しく寄り添い、しっくりと馴染む柔らかな質感。
都会的にも、民芸的にも。
帯あわせ次第でいかようにも着こなしていただけることでしょう。
三代お召しになって味が出るといわれるのも
納得のいく素晴らしい地風は、
丁寧に紡いだ上質な真綿を使用しておりますので、本当にしなやかです。
地入れをして、ほどよく糊が抜けますと、
驚くほど軽くふっくらとした風合いになります。
織り手さんや絣を括って
糸を染める職人さんの根気が伝わってくる確かな織物という美術工芸品。
一流の手仕事の美しさを末長く愛でていただける方にお届けいたします。
洗い張り、仕立て直しを繰り返して、
母から娘へと世代を超えて…
どうぞ大切に、
歳月を経ることで生まれる織のなじみを肌奥にしっかりとご堪能くださいませ。
表裏:絹100% ※手縫い仕立て
背より身丈157.2cm(適応身長152.2cm~162.2cm)(4尺 1寸 5分)
裄丈67.4cm(1尺 7寸 8分) 袖巾34.1cm(9寸 0分)
袖丈49.5cm(1尺 2寸 9分)
前巾26.1cm(6寸90分) 後巾30.5cm(8寸 1分)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お食事(ディナー・ランチ)、和のお稽古、
街着、コンサート・観劇等
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯等
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。