商品番号 1334318

【本場黄八丈】 高級草木染め手織り紬 ~綾織・本高貴~ ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「黒鳶地刈安本高貴」 織物ファン必見!超希少な逸品! 身丈157.5 裄66

売切れ、または販売期間が終了しました。

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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72.5cm (1尺 9寸 1分) 袖巾37cm (9寸 8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。


証紙は付属しておりませんが、織組織、地風より、
綾織、本高貴(ほんごうき)の濃い彩りの鳶八丈でございます。

本高貴は足高貴に続き、八丈の中でもあまりお見かけしない珍しい織。

黄八丈はお若い方から、お年を召しても…
帯合わせ次第で幅広くお召しいただけるお品。

お色も落ち着いた黒の色彩に近い鳶を主としたデザイン。
黄八丈ならではのお色をお楽しみいただけることでしょう。

『黄八丈』―
その歴史は古く、室町時代から貢絹の歴史があります。
徳川時代には将軍家の御用品となり、大名や高官、御殿女中に用いられ、
今何かと注目される「大奥」をも風靡しております。

徳川の中期以後、染織の技術が進み、黄・樺・黒の三色を組み合わせた
竪縞・格子縞が織られるようになり、現在に至るまで何百年もの
継承がなされております。

黄は刈安、樺はまだみの樹皮、黒は椎の樹皮と、全て植物性の天然染色で、
数十回の染めを繰り返し表現される奥行きの色彩。色をとめるのに、
黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。

そして、糸染だけではなく、織にも特徴がございます。
黄八丈の織は「平織」のものと「綾織」のものがございます。

平織はその名の通り、経(たて)糸と緯(よこ)糸を
一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
お柄としては

二くずし、のげ、べんけい・ななこ・三くずし・千すじ・万すじ

などのお柄がございます。

そしてもう一つが綾織。
組織り点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)と呼ばれ、黄八丈独特の

めかご・風通くずし・たつみあや・太郎左衛門・一松(市松)・
ひしあや(菱綾)・杉綾・まるまなこ・よせあや・片あや・足高貴(あしごうき)

と呼ばれる織技法が存在しております。

現在は綾織ではめかご、丸まなこ、市松、本高貴(ほんごうき)、
風通崩し(ふうつうくずし)、足高貴(あしごうき)の織柄が
ございますが、本品はその中でも本高貴によるお品。

お色はやや褐色寄りの憲法黒(けんぽうぐろ:
ごくわずかに茶味をおびた黒系のお色)地をベースに、
刈安による本高貴独特の織り文様。

最近は黄八丈自体本当に、数が減ってきております。

お探しの方は是非に。
代々受け継ぐおきものとして、自信をもっておすすめいたします。
どうぞこの機会をお見逃しございませんようにお願いいたします。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% 縫製は手縫いです。
背より身丈157.5cm(適応身長152.5cm~162.5cm) (4尺 1寸 6分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾26.5cm (7寸 0分) 後巾32cm (8寸 4分)
◆八掛の色:墨黒・無地
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など

◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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