圧倒されるこの面持ち…
歴史の重み、紡がれた職人の心粋をひしひしと感じる逸品。
真の風格たるをお届け致します。
一流老舗機屋・紫紘より、高級引箔袋帯のご紹介です。
同じ西陣の機屋であれど、織り上げの数はかなり少なく、
かつ、どれも贅をこらし、技術の粋を集め
織りだされておりますので価格はおのずと高額に。
『欲しい!』となりましても
数がございませんのでご要望をいただき、
探しに探し、年をまたぎ、満を持してのご紹介となる事がほとんどでございます。
特別仕入れの滅多とない価格でのご紹介でございます。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
「人間国宝は誰でもなれるが、自分は誰にも真似出来ない織物を作りたい」
そうおっしゃられた山口伊太郎翁。
2007年6月27日にこの世を去られました。
享年105歳。
その偉大なる功績はもちろんのこと、着物に接するお方なら誰しも一度は聞かれたことのあるはずです。
70歳過ぎに源氏物語絵巻屏風の西陣織での復元をはじめられ、
亡くなるまでの30有余年にわたり、3巻までの完成を成し遂げ、
残すところ4巻と、まさに生涯をかけて織に情熱を傾けておられました。
後にも先にも人間国宝の推挙を断ったお方はこのお方だけではないでしょうか。
その伊太郎翁が興された織屋が「紫紘織物」でございます。
伊太郎翁の考案作品を意志を継ぐものたちが作り出す逸品の数々は安易に流通せず、
問屋筋を通ることなく専門店さんに直接販売されており、いまだ全国に根強いファンがいらっしゃいます。
密にしなやかに…
清雅な白銀で織りなされた帯地。
お柄には六通に渡って桐や宝尽くし、向蝶などの古典模様込めた菱襷文が表現されました。
お太鼓部分には高雅な金糸使いでお色を付けて。
高雅な金糸表現、繊細なライン、帯地と相まった品のある面持ち、
そして手織りならではの軽量さと締め心地…
帯地全体に漂う高級感。
ご年齢巾も広く、留袖から訪問着、紋付色無地、付下げなど、
フォーマルな場においてハイグレードな帯姿を叶える一条としてぜひに。
残された技術を正当に継承される織手、
その偉大なる功績を私たちも末代まで大切に伝えていければと存じます。
是非この一期一会の出会いに…
終生お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.2300 紫紘謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、式典、お付き添い、格あるお茶会、観劇など
◆あわせる着物 留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など