趣味性高い、塩瀬染帯の中でも特にこだわりを逸品を。
京の名門【染の北川】より、グレードの高い特選染帯をご紹介いたします。
ご存知のように 染の北川さんは2017年の5月に
廃業されましたため もうこのような手のこんだお品は
製作することができません。
ラストチャンスに近いお品ですので
お気に入りのものがございましたらぜひご検討くださいませ。
最高のきものを作るには、最高の素材から。
それが、京の名門「染の北川」の願うものづくりの姿勢。
帯地にもこだわって、CHUL THAI No.6シルクが用いられました。
染の北川といえばまず、和木沢絹や松岡姫。
そこから7年以上かけて出来上がったゴールドシルクを経て…
さらなる白さとやわらかさを追求し生み出されたのが≪CHUL THAI No.6≫。
今回の作品に用いられている白生地でございます。
CHUL THAI No.6
Fresh Raw Silk:繭の中の蚕が生きたまま繰糸する「完全生繰り糸」
・光沢が良い(発色に優れ、つやがある)
・糸が細く長い(軽い生地に織り上がるため、裾さばきが抜群)
・強くてしなやか(弾力性・伸縮性に富み、シワの回復が早い)
見るだけでふっくらと豊かなボリュームが感じられるシボの質感。
内側に水分をたっぷりと含み、肌にすっと吸いつくかのような。
比べてみれば、その差は歴然。
低品質の白生地は押さえて無理矢理染料を吸わせなければならないところ、
CHUL THAIの白生地は、ぐんぐん自分から染料を吸いにいくと聞きます。
これこそが、染料の厚み。
「染めつきが良い」とはまさにこのこと。
深く厚く染み通った染料は光に負けることなく、
このように、他の染め屋さんがヤケを恐れて嫌がるようなお色も、
美しいままに永く堪能することができるのです。
ふっくらと豊かなシボの織り出された、白鼠色の縮緬地。
お柄には、紫の濃淡が美しい唐花の意匠を染め描きました。
大量に作ることなく、コストがかかっても実際に締めて喜ばれる一本を作りたい。
ハイセンスかつ、上質な仕上がりは、北川さんのお着物にたいする真摯な姿勢をしっかりと感じさせてくれます。
付下げ、色無地から小紋、紬のお着物まで、また単衣にもお召しいただける染帯。
季節を問わない洋風モダン柄は、一本お持ちいただいて間違いなく損はございません。
心よりおすすめいたします。
どうぞお見逃しのないよう、お願い申し上げます!
絹100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめ帯芯:突起毛芯
白生地には、【染の北川】別誂「CHUL THAI No.6」の高級地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まり
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召、紬
★名古屋仕立て(税込8,250円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。