商品番号 1314888

●【証紙なしの目利き品】 本場黄八丈 ≪仕・中古美品≫ 「市松綾織」 身丈153.4 裄63.6



◆中古品として仕入れてまいりましたが、大切に保存されていたのでしょう、
 わずかに着付けジワご残っていますが 汚れキズなどのない美品でございます。
 残念ながら証紙などはございませんが
 間違いなく本場黄八丈でございます。
 目利きの方はぜひご検討下さいませ。

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【裄丈のお直しについて】

概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。

≪最長裄丈≫ 裄丈69.6cm (1尺 8寸 4分) 袖巾34.4cm (9寸 1分)

詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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黄八丈…それは織物ファンの永遠の憧れ…
生産反数が圧倒的に少なく、さらに織り手さんも年々減少し、
これからさらに価値が上がり、より手に入りにくくなる希少な織物。

草木染の本場黄八丈は似せて
作られたものには出せない本物の“色”がございます。
通の方、ファンの方であればひと目でお分かりいただけることでしょう。
自信を持ってオススメいたしますので、まずはどうぞご覧くださいませ。

【 黄八丈の織り 】
黄八丈には「平織」のものと「綾織」のものがあり、
一般的には「綾織」のもののほうが高値で販売されております。
「平織」
経(たて)糸と緯(よこ)糸を一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
※二くずし・のげ・べんけい・ななこ・三くずし・千すじ・万すじ
「綾織」
組織り点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)。
※めかご・風通くずし・たつみあや・太郎左衛門・市松・
ひしあや(菱綾)・杉綾・まるまなこ・よせあや・片あや・足高貴(あしごうき)
本品はその中の市松の黄八丈になります。


【 黄八丈の「染」と「織」 】
黄八丈は「染と織」の二段分業体制で行われています。

「染」
植物の栽培から刈り取り、染料への仕込みその他一貫して専門の染色家が担当します。
八丈島で染が行われるように成ったのは、水が綺麗で豊富にあることからでした。
昔は島で養蚕もしていたので、温暖な島の気候を利用して年に3回糸を取ることが出来、 染色も1年を通して行われていました。

「織」
織は女性の仕事。各家庭に一台は機があり、女の子が生まれると一家で大歓迎。
織手が一人増えると大変喜んだそうです。

【 黄八丈の色 】
黄八丈には代表的な色に、「黄」「黒」「鳶(トビ)」がございます。
黄は「刈安」、鳶は「まだみ」の樹皮、黒は「椎(シイ)」の樹皮。
全て植物性の天然染色を行い、数十回の染めを繰り返します。
色を留めるのに黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。
まさに、自然の恵みと織り手さんの匠の技の結晶と言えましょう。

こちらのお品には、刈安ベースに鳶がとけこんだ
なんとも言えない絶妙の彩りで
市松模様を所作で浮き沈みさせ
一見無地の仕上がりに奥行きを感じさせます。


本当に、惚れぼれとするような深みのある色彩の妙。
見ていて飽きるということがございません。
手間ひまをかけてつくられたお品ですので、大事にお召しいただければ、
本当に長い年月を経ても変色することがなく、色の冴えを見せてくれます。

また丁寧な手織りですので、糸に無理がかからず丈夫です。
大切に受け継いでいただきたいお着物。
ご寸法の合う方は是非ともこの機会をお見逃しなくお願いいたします。

商品詳細

- 素材・サイズ

◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈153.4cm(適応身長148.4cm~158.4cm) (4尺 0寸 5分)
裄丈63.6cm (1尺 6寸 8分) 袖巾33.3cm (8寸 8分)
袖丈47.3cm (1尺 2寸 5分)
前巾21.9cm (5寸 8分) 後巾28.4m (7寸 5分)
証紙なし

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など

※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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