かの人間国宝でも有名な経錦を再現し、上質な袋帯を生み出した高島織物。
今回は、その経錦を贅沢にも九寸に仕上げたお品でございます。
お茶席にまず間違いない一条。
この上質さはお手元でご覧いただければすぐにお分かりいただけることでしょう。
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 経錦(たてにしき) 】
千二百数十年前に途絶えてしまった織物、経錦(たてにしき)。
地も紋様もすべて経糸(たていと)に
よって織り出された織物のことをいいます。
日本では、正倉院や法隆寺に7~8世紀の遺品が数多く残されており、
錦のなかでも最も古い歴史をもっているもののひとつでございます。
工程が大変困難だったため、衰退してしまいましたが、
今日、このようにして復興されました。
絹本来の風合いや光沢を楽しむことができる
やわらかつ、しなやかな帯地。
お色は、シックな灰色を基調として。
意匠には白鼠色と薄紅色で一面に菱取梅花模様を織りなして。
落ち着きのある地色に、古典意匠が調和して洗練された後ろ姿を演出いたします。
こちらのお品は、デザイン性だけではなく
絵緯糸を使わないので軽く、経組織のため締めやすく、シワに成りにくい特性があります。
ひと目で「よきもの」とわかる素晴らしい風合いは、
一度お手にとっていただければすぐにご納得いただけることでしょう。
格調ある文様ながら、現代の空間に溶け合う伝統の立体感ある表情。
色無地や付下げ、小紋や織りのお着物などにあわせて…
お茶席やお稽古、観劇、お出かけなどに活躍すること間違いありません。
ぜひお手元でご覧いただければ幸いでございます。
絹100%
長さ約3.6m~4.15m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを約4.15mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:全通柄
おすすめの帯芯:綿芯「松」
西陣織工業組合 証紙No353 高島織物謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お茶席、お稽古、行楽、趣味の集まり、お食事など
◆あわせるきもの 付下げ、色無地、小紋、御召など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込8,250円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込11,550円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。