商品番号:1563390
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
竺仙さんと言えば、
お着物好きの方にご存知ない方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
天保年間に創業され(1842年)、江戸染浴衣の独特な技術を活かし浴衣から江戸小紋へと世間に名を馳せ、歌舞伎の世界にまでその生きざまが描かれたほど。
現代もなお生き続ける初代からの信条を守り、
その持味が多くの方の心を魅了してならないお品づくりをされておられます。
今回はそんな竺仙さんの創作品の中でも、
大変こだわった手仕事で染め上げられた江戸小紋。
まさに一期一会。欲しいと思って手に入るお品ではございません。
自信と責任を持って大切にお届けさせていただきます。
どうぞお見逃しなきようお願い申し上げます!
【 お色柄 】
節感の豊かな紬地を、
紅掛空色(かすかに紅がかった淡い空色)に染め上げ、
意匠には細やかな十字に
亀甲を込めた立涌様を表現しました。
まず他にはないおきものです。
出回っているようなお品とは明らかに一線を画するお品ですから、
街中で同じような着姿の方に出会うようなこともないことでしょう。
シンプルなのに、思わずハッとさせられる、
これこそが、一流のお品であるということの一番の証明でもありましょう。
【 竺仙について 】
天保13年(1842年)に創業されてより…今に至るまでの間、
多くの方の心を魅了してやまないお品を作り続けていらっしゃいます。
創業当初は友禅を売っていましたが、その後お客様の要望によって型を起こし小紋を染めるようになり、
さらに浴衣の染めも始めたのが竺仙の浴衣の始まりです。
当時の浴衣の主流が無地や絞りだった中、小紋染めの板場を活用することで生み出された竺仙の自由で新しい柄ゆきの浴衣は、
当時のファッションリーダーでもあった歌舞伎役者に好まれ、庶民に「粋」として広まっていきました。
そして三代目の頃には、「竺仙の染めは粋ひとがら(=粋であること)」という軸が確立していくのです。
竺仙さんのお品には必ず『竺仙鑑製』の文字が染め抜かれております。「鑑」とは、
手本になる、かがみ、また目利きなどの厳しい意味があります。
全てのお品を自社で企画し、江戸・明治から伝わる型紙と長年培われてきた職人さんの技術を結集して生み出される逸品。
妥協のないこだわりのお品を生み出す覚悟が、この「鑑」という一文字に込められています。
竺仙ではデザインの良し悪しの判断は当主の役割。
歴代当主は、お客様にはっきりと「似合う」「似合わない」を断じてきたと言います。
磨かれた「目」を以って生み出されたデザインは、時代を経てもなおその輝きを失うことはありません。
もちろん生地にもこだわります。
竺仙の生地はすべてオリジナル。
美しいデザインを正確に表現できる生地を求め、夏の衣料であるという原点にこだわってこそ、初めて竺仙の浴衣が完成します。
※文章内容『竺仙のゆかた 江戸の粋』宮下政宏著 参照
絹100%
長さ11.9m 内幅36cm(最大裄丈68cm)
◆最適な着用時期 袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、音楽鑑賞、観劇など
◆合わせる帯 袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)