商品番号:1562711
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
なんとも贅沢なちぢみの涼感…
透ける素材感とやわらかみが魅力的。
伝統工芸作家【七代目・吉澤与市】の「明石ちぢみ」着尺をご紹介いたします!
十日町でも、名門の一流ブランドとして知られる【吉澤与市】。
雑誌「美しいキモノ」などにも何度も取り上げられ、
大変人気のあるブランドとして知られております。
シンプルモダンで、流行りすたりの無い柄行でございますので、
この機会、お見逃し無いようご覧ください。
特有の清涼感を持ち、美しく優雅で繊細な明石ちぢみは、
大正から昭和初期にかけて、一世を風靡したお着物です。
【色・柄】
サラリとした地風に、軽やかな着心地をもつ明石ちぢみ。
しなやかでハリのある軽やかさをそのまま夏物にした生地は、
本当に、身にまとっていることを忘れてしまうほど。
着る者にも見る者にも、最高の涼感を運んでくれるお着物です。
シックな黒色を基調とした絹地に、
ごく深い濃紺色やグレー、青藤色、黄色を用いて
菱花状の縞柄を浮かべた、シンプルながら味わい深い趣き。
経緯(たてよこ)とも強撚糸を用いた独自の技術、製法で織り上げておりますので、
清涼感のある独特の風合いがかもし出されております。
盛夏のお着物の中でも、本当に丁寧に仕上げられたお品です。
きっと夏が来る度に、お袖を通すのが楽しみになることでしょう。
一反一反丁寧に織り上げたお品です。
盛夏の贅沢なおしゃれをお楽しみください。
【 筬波織について 】
筬(おさ)とは織機の装置。
経糸(たていと)がもつれないように整え、経糸に通した
緯糸(よこいと)を打ち込んで、引き締める役割を果たします。
通常は直線の状態であるその筬を、波状(波筬)にすることにより、
織り地に、揺らいだ表情が浮かび上がります。
【 明石ちぢみについて 】
この明石ちぢみの技法の特徴は、緯糸に強い撚りを加え、
湯もみをして出す独特のシボと涼やかな薄地風にあります。
その薄く透けてシャリ感のある軽い地風から、
当時「蝉の翅(せみのはね)」と呼ばれ、
多くの女性達の旺盛なおしゃれ心を満たし、「夏ものといえば明石」と言われる程、
盛夏の一般的な外出着として定着していました。
この明石縮をベースにした<筬波明石(おさなみあかし)>。
織にこだわったハイクラスのお品です。
【 七代目 吉澤与市について 】
越後十日町の伝統工芸作家
旭日小綬章受章
吉澤織物株式会社代表取締役会長
【 経歴 】
1934年 十日町市生まれ
1957年 立教大学を卒業し、吉澤織物株式会社入社
1981年 本来の工芸紬(織り)に、染め、絞り、刺繍、
箔などを複合させた全く新しいおしゃれ着
「七代目 吉澤与市の世界」を発表し話題となる
通産大臣賞(3回)他、さまざまな賞を受賞
十日町織物工業協同組合理事長(三期)他、
関東八産地協議会会長、
新潟県きもの振興会会長など業界の要職を歴任
1993年 永年にわたる業界への功労が評価され、通産大臣表彰に輝く
1996年 十日町商工会議所会頭となる
1997年 産業振興に貢献したことにより、黄綬褒章受章
2006年 きもの振興への多大なる功績が高く評価され、旭日小綬章受賞
表裏:絹100% 縫製:手縫い
居敷当て付き、背伏せ付き
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 27cm(7寸1分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 7月・8月(盛夏に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 夏のカジュアルなパーティー、観劇、コンサート、行楽など。
◆あわせる帯 夏物の名古屋帯、洒落ものの袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。