商品番号:1560795
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
琉球王朝の雅やかな伝統を今に伝える首里花織。
その手仕事は沖縄の光と風を映し出すかのように、
素朴でありながらも凛とした美を宿しています。
かつて王族や士族に愛された織りの系譜は
現代においてもなお独自の品格を放ち、人の心を豊かに彩ります。
中でも滅多と無い単衣仕立ての涼やかな風合い…
証紙無しの目利きにつき、お値打ちにご紹介が叶いました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
絹本来の艶感ある、白鼠色の地。
お柄には優色を織り交ぜ細やかな縞を背景に、
経糸を繊細に浮かび上がらせる道屯花織があしらわれました。
落ち着きのある中にも清らかな印象の彩り。
規則正しい花織が連なり、南国の空気を思わせる明るさと都会的なモダンさが共存しております。
軽やかさと洒落味を併せ持ち、
纏うごとに沖縄の風土と伝統を感じさせるでしょう。
季節を彩る相棒として末永くお楽しみいただけます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当無し、背伏せ付き
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 65.5cm(1尺7寸3分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 47.5cm(1尺2寸5分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm(1尺7寸6分) 袖巾33.5cm(8寸8分) 袖丈49cm(1尺2寸9分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。