商品番号:1560497
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
博多織の中でも熟練の名工さんたちが作品を織りなす、
名門『はかた匠工芸』による両面全通袋帯でございます。
どうぞこの機会、お見逃しなくお願いいたします!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
室町時代末頃に確立したといわれている博多織。
江戸時代に、福岡黒田藩より徳川将軍家に献上されたことからその名で親しまれ…
特徴的なのは、独鈷と華皿の織り意匠。
献上品として確かな品質が守られた由緒正しい帯でございます。
キュッキュッと響く博多帯独特の絹なりの音、そして締め心地の良さ。
高い密度の何千本もの経糸と、細い糸をよりあわせてつくる太い緯糸に、
丹念に織り上げた畝のある仕上がりは、確かな帯姿を約束してくれます。
今回のお品は、端正な縞文様を基調とした両面袋帯でございます。
一方の面は、灰青地に黒の縞を細から太へと移ろわせ、
御召御納戸色の濃淡を重ねた意匠。
落ち着いたお色味に洗練された都会的な空気を纏い、
すっきりとした縞の美しさが際立つことで、
装いにモダンでシャープな印象を添えてくれます。
もう一方は、清々しい白地を背景に、同じ縞を基調としながらも、
細い線と小さな円を連ねることで、軽やかなリズム感と遊び心を表現。
端正さに柔らかさが加わり、洒落た趣をお楽しみいただけます。
小紋や無地感覚のお着物、紬など幅広く合わせやすく、
両面の表情を使い分けることで、シーンや気分に応じて多彩なコーディネートを叶えてくれるのも魅力。
シンプルでありながら、現代的な感性と洗練を感じさせる、
長くご愛用いただける一本でございます。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%
長さ約4.53m
耳の縫製:かがり縫い
全通柄
※テフロン加工済
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃 単衣5-6 9-10月
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 茶席 観劇、お食事、お出かけ 趣味の集まりなど
◆合わせる着物 おしゃれ訪問着 付下 色無地、小紋 お召し、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。