商品番号:1559267
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
全国でも個展を多数開催されていた、
日本工芸会正会員【 樋口隆司 】氏による
絹縮着尺のご紹介でございます。
手仕事だからこその完成度、高度な絣技術にて
織り上げられた、表情豊かなお品で、現代の
街並みにもなじむ、ハイセンスな着姿を
お楽しみいただけることでしょう。
数年前にものづくりをやめられておりますので
今後新しい作品が出来上がってくることはございません。
本当に希少な作品でございますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【色・柄 】
[着物]
銘「市松」
小千谷縮の技法を用い、絹織物ならではの艶としなやかさに、
縮織ならではのシボ感のある軽い風合いを兼ね備えた、
お洒落で、着心地の良い仕上がりとなりました。
地色は焦げ茶色と鶯色を基調にして、
市松模様をおりなして。
その間に藤色、若緑色が入ってアクセント。
透け感は抑えられており、肌触りは軽い一枚ですので
単衣の時期のご着用がお薦めです。
[帯]
自然な薄茶色で織りあげられた帯地。
意匠にはアササ(蝉)のお柄を織りなして。
永遠の生命の象徴ともされるセミのお柄は重宝されるそうです。
誰よりも芭蕉布を知り、愛している平良敏子氏率いる平良家の方々が、
心を込めて織り上げた、最高のお品です。
全て手結い、手織りで作られております。
いつかは芭蕉布をとお考えの方、本物の芭蕉布をお探しの方に。
末永く大切にご愛用いただけたなら、これほど嬉しいことはございません。
これ以上ない夏の織物の最高峰と言っても過言ではございません。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 芭蕉布について 】
喜如嘉の芭蕉布
文部科学大臣指定重要無形文化財(1974年4月20日指定)
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
糸芭蕉から採取した繊維を使って織られた布。
日本の別名は「蕉紗」。
沖縄手織りの中でも最古の1つと言われており、
その名の通り植物の糸芭蕉を原料として
織り上げられ、沖縄本島の北部に位置する
大宜味 (おおぎみ) 村の喜如嘉 (きじょか)が
主な産地である。
1972年、沖縄が日本に復帰すると同時に、
芭蕉布は県の無形文化財に指定され、かの平良敏子氏が
その保持者としての認定をうけた。
1974年には大宜味村喜如嘉の芭蕉布が
国の重要無形文化財に指定された。
糸芭蕉の繊維は麻より繊維が堅いため軽く張りがあり、
風通しが非常に良く、衣類が肌にまとわり付くこと無く、
一層さらりとした肌触りとなるため、猛暑で夏の長い、
亜熱帯気候の沖縄に最適な織物である。
芭蕉布の原料となる糸芭蕉は、3年ほどかけて
人の背丈を超える大きさになったところで
やっと採取可能な状態となり、1本の糸芭蕉から
20グラム程度という極僅かな採取量である。
1反の布を織るには200本の糸芭蕉が必要とされる。
【 樋口隆司氏について 】
小千谷縮作家
所属 日本工芸会正会員
小千谷産地を代表する縮屋の六代目。
略歴
1948年 小千谷に生まれる
1971年 成蹊大学工学部卒業
1990年 第37回日本伝統工芸展 入選
(以後45,50,51,52,54,57,58,60回入選)
1992年 個展・北鎌倉美術館
1998年 個展・原宿・表参道・ネスパス(~2000)
2004年 日本工芸会正会員認定(中越大震災被災)
2005年 震災復興祈念個展…ネスパス
2008年 還暦記念個展小千谷・東忠
【 小千谷紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年9月4日指定)
新潟県小千谷市周辺で製織されている紬織物。
小千谷縮の技法を活かし、江戸時代中期に
織り始められた絹織物。
原料は玉糸と真綿の手紡ぎ糸を用い、
絹独特の光沢と肌触りの良さ、軽く
温かみのある地風が特徴。
手摺り込みによる緯総絣と呼ばれる、
緯糸(ぬきいと)に絣糸を用いて織られる
多彩な絣模様や縞、無地など様々である。
[着物]
絹:100%
長さ約12.9m 内巾38.5cm(最長裄丈約73cm 袖巾・肩巾36.5cm)
小千谷織物同業協同組合・小千谷織物
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
[帯]
緯手績み芭蕉糸100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
製造法:手結い、手おり
沖縄県織物検査済之証
沖縄県伝統工芸品之証
喜如嘉の芭蕉布保存会・喜如嘉芭蕉布事業協同組合証紙付き
◆最適な着用時期 6月から9月までの単衣、盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)