商品番号:1558472
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
柔らかな光に包まれるような、静謐な美しさ。
自然の息遣いを感じさせる、特選訪問着のご紹介です。
奥行きある暈しと細やかな線描が生み出す表情は、
控えめでありながら確かな存在感を放ちます。
晴れやかなで、纏う人の品格をさりげなく引き立てる一枚。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しっとり、しなやかな濱のちりめん地。
柔らかな若菜色を基調として、
ふわりとした緑の暈しを背景に咲くのは、可憐な白い花。
花芯には柔らかな黄色が差され、清楚な中にも温もりを添えています。
葉は濃淡の異なる緑で描かれ、すっきりとした線描が全体を引き締め、
やわらかな暈しは、光の中に揺れる草花の影のようで見る者の心を静かに和ませます。
派手さではなく、自然体の美しさで着る人を引き立てるひと品。
纏うたびに、装いに穏やかな気品を添える一枚です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
白生地には特選濱ちりめん地を使用しております。
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 53cm(1尺4寸0分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、お付き添い、芸術鑑賞、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。