商品番号:1558158
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
完成された古典模様。
皇室献上作家【 藤井寛 】氏による、
王道の赤地の特選振袖に西陣【 となみ織物 】の
袋帯のセットのご紹介です。
藤井寛氏ならではの雲取、遠山などのデザインに
花鳥をあしらった濃い彩りのお品で、優彩のお色が
メインのものではなく、コントラストの強い
彩りのお品をお探しの方におすすめでございます。
【 お色柄 】
おだやかな光沢の感じられる紗綾形に花を織りだした
紋意匠地を、奥深い濃い赤色に染め上げ、樺茶や
黒柿(くろがき:くすみの強い暗紫色系の色)、
璃寛茶(りかんちゃ:やや緑がかった黄味の
暗い茶色系の色)、煤竹、潤朱(うるみしゅ:
くすみのやや濁った朱色)などの彩りに金彩加工、
金駒刺繍にて、歳寒三友の松竹梅のシルエットが
昼夜取りにて大胆にあしらわれております。
袋帯につきましては、厚みとコシのある地風の
金のよごし箔地に、おだやかな彩りの絵緯糸に
金糸の濃淡と銀糸使いで華紋を込めた立涌のような
デザインが織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 となみ織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.452
1919年(大正8年)創業
嘉永3年(1850年)、初代礪波宗介が富山県砺波より
組紐師として入洛し創業。後、京都御所の御用となり、
組紐屋から織物へ発展、現在では西陣有数の
帯メーカーのひとつとなった。
日本の伝統産業を担うものとしての責任と誇りを持ち、
時代の新しい美しさを追求したモノづくりを続けている。
【 藤井寛について 】
皇室献上友禅作家
【 所属 】
京友禅協同組合連合会
京都工芸染匠協同組合
京都手描き友禅協同組合
京都伝統の技と心を受け継ぎ、さらには
皇室へ度重なる献上の栄誉を授かる京都の匠。
熟練の技を必要とする挿し友禅を極め、
独自の創作世界を築く。
中学卒業から家業を手伝い、大学卒業後は
下絵師であった父に師事。
中小企業の経営学や油絵を学んでおり
家業とは別の道も考えていたが、着物職人の
地位向上を図りたいという想いで家業を承継。
「雲取り」や「山取り」が代表的なお柄。
【 経歴 】
1935年 下絵師・藤井桃陰の長男として生まれる
1956年 藤井画房設当初はお誂えの受注制作
1959年 同志社大学経済学部卒業
後、父桃陰に師事する
1960年 「藤井画房」を「富宏染工」に改名
1972年 富宏染工株式会社設立 同時に工房を設立
2020年 藤井友子が代表取締役に就任
藤井寛は会長へ
■代表作
皇后陛下 御訪問着(瑞雲重ね)制作従事
紀宮様 御振袖(雲取典麗彩重ね)制作従事
秋篠宮妃殿下 振袖(山取松藤慶長文様)制作従事
皇太子妃殿下 御振袖(王朝典雅扇)制作従事
高円宮承子様 御振袖(松皮取慶長宝尽)
高円宮絢子様 御振袖(琳派流水取四季草花)
眞子内親王 御振袖(慶祥雲重)
伝統的工芸品産業功労者褒賞
経済産業省製造産業局長賞
日蓮宗法音寺京都別院・法輪時本堂の格天井の制作に従事
【 振袖 】
絹:100% 縫製:手縫い
※振口(ふりくち):袖の袂の袖付側の本来胴裏地が付く部分に
表地もしくは八掛地と同じ生地で同じ染色を施した振口布を付けた物)付き
【 袋帯 】
絹:100%※金属糸風繊維のぞく
長さ:約4.2m(短尺・お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 105.5cm(2尺7寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾33cm(8寸7分) 袖丈107.5cm(2尺8寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 10代~20代
◆着用シーン 成人式、お色直し、ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、初釜など
◆あわせる帯 丸帯、袋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。