商品番号:1557988
【 仕入れ担当 田渕より 】
南の島の強い日差しと風、そして自然への祈りが織り込まれた布…
与那国花織。
日本最西端の島・与那国で育まれたこの織物は、琉球王朝時代から続く格式と、
島ならではの自由な感性が融合した、独自の存在感を放ちます。
温暖な気候の中、手織りで仕上げられたその風合いは、素朴でありながらどこか神聖、
着る人の心をそっと包み込んでくれるようなやさしさを持っています。
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな絹布は、穏やかな黄色を基調として
格子模様を一面に織りなして。
その中に規則的に浮かび上がるのは、伝統の花織文様。
絣とは異なり、浮かび上がる技法ならではの立体感が全体に奥行きをもたらしています。
素朴ながらも洗練された色遣いは、
南国の空と大地を思わせ、見るほどに心がほどけていくよう…
原点を思い出させてくれるような温もりと、現代にも馴染む軽やかさを併せ持つ逸品。
何気ない日常を特別に変えてくれる織物として、ぜひお手元でご愛用下さいませ。
【 与那国花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1987年4月18日指定)
沖縄県八重山郡与那国町で作られている
与那国織の一種
与那国花織は、その昔首里王府への貢納品とされていた
歴史があり、地となる緯糸の他に加えた糸を
表に浮かせて製織する緯浮花織(よこうきはなおり)と、
経糸の一部を浮かすことによって格子縞の平織面上
に地の緯糸が浮かび、両面使用できる両面浮花織がある。
縞柄と小花柄でつくられる直線的な幾何学模様が主流で
サイコロの5の目のように点を並べたイチチン花(五つ花)、
4つをひし形に並べたドゥチン花(四つ花)、ダチン花
(八つ花)の3柄が代表的。
その他にイルク花やミング花など10種類にもおよぶ柄がある。
糸の染色は福木やガジュマル、インド藍、ハイビスカス、
車輪梅など自生する植物を用いた植物染料染で、生糸を
使用するためしなやかな地風が特徴。
絹100%
長さ約12m 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)