商品番号:1557723
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
通の方は皆様ご存知、
一流の老舗機屋、勝山織物。
西陣の中でも高級帯ばかりを織り上げられる老舗の名機屋さんでございます。
中でも流通の少ない九寸名古屋帯、
抜群のセンスを誇る一品を仕入れて参りました。
――「真田段文」。伝統とモダンの狭間に立つ、粋な一本をご紹介いたします。
通好みの一本として、ぜひワードローブに加えていただきたい逸品です。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
名は「真田段文」。
武家の美意識を映したような端正な段模様を、
シャープで都会的な配色で表現しています。
帯地はシャリ感のある軽やかな紬地。
地色は淡い茶色と黒との混色で、
すっきりとした縞の中に浮かぶ、リズミカルな深緑や苔色の色彩。
モダンで粋、そして研ぎ澄まされたセンスが光る構成美が、着姿に凛とした格好よさを添えてくれます。
しなやかで軽やかな織地は、扱いやすく着心地も抜群。
袷はもちろん単衣の季節にもお締めいただける地風です。
紬や小紋と合わせて、こなれた大人のカジュアルを演出してくれることでしょう。
帯好きの心をくすぐる、勝山織物ならではの
技と遊び心を、どうぞお手元でご堪能ください。
【 勝山織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.93
1891年(明治24年)創業
初代勝山又吉氏が、呉服商を始めたのが発祥。
二代目より、家内工業的に帯を作り始め、
三代目の実夫氏が家業を継ぎ、勝山機業店となる。
四代目の勝山嘉夫氏がその意志を引き継ぎ、
周山に工房を設立。
「手機で帯を織る」という、自らが職人だった
先代の頃と同じやり方のモノ作りを開始。
現在五代目勝山健史氏が今も当時とかわることない
モノ作りの姿勢を貫いている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.93 勝山織物
おすすめ帯芯:綿芯「松」
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。