商品番号:1557660
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
南国の陽射しに照らされながらも、静かに、ひたむきに織り続けられてきた琉球の布。
その中でも、南風原花織(はえばるはなおり)は、
風がそっと布に触れたようなやわらかな趣を宿します。
今回ご紹介いたしますのは、
その南風原から届いた、希少な夏向けの九寸名古屋帯。
数少ない夏仕様の花織帯の中でも、
美しい織味と色彩の妙が際立つ逸品でございます。
琉球の風土と職人の技が息づくひと帯。
ぜひご覧くださいませ。
【 お色柄 】
ほんのりくすみのある白緑色の帯地は、
さらりとした張りとシャリ感を備え、軽やかな透け感が涼やかな印象。
単衣の季節にも心地よくお締めいただけます。
織り出されたのは、幾何学的に整えられた南風原花織の横段文様。
そこにさりげなく添えられた琉球絣の意匠が、
土地に息づく伝統の美と職人の技術の高さを物語ります。
時を超えて受け継がれてきた手わざの結晶に、
現代の感性をほんの少し重ねたこの一本。
ぬくもりある風合いと品格を、どうぞご堪能くださいませ。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.6~3.9m(お仕立て上がり時)
※長さの指定がない場合は弊社標準の約3.6mで仕上がります。
おすすめの帯芯:夏綿芯
お太鼓柄
沖縄県織物検査之証、沖縄県伝統的工芸品の証
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。
制作:野原織物工房 伝統工芸士・野原俊雄
◆最適な着用時期 6月~9月(単衣~盛夏)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、お食事など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込11,550円※夏用綿芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。