商品番号:1557245
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
通の方ならご存知かと思います。
紹巴(しょうは)織と言えばここ、西陣の名門、山喜織物。
よく出回っている紹巴織とは全く異なる、本物の紹巴織でございます。
なかなか一般市場に出回るお品ではございません。
通常は専門店さん向けに、決まったルートで流通しているため、
弊社で取り扱う事も決して多くはございません。
キュッキュッとしたハリのある絹地に、全通柄のお品は大変締めやすく、
個性的な面持ちは様々おきものとのコーディネートを、
存分にご堪能いただけることでしょう。
「紹巴織」とは、地をつくる経糸と柄をあやなす経糸の二重経で織り上げられる技法。
その組織の裂(きれ)をあの千利休の弟子、
里村紹巴が愛用したことからこの名前がつけられました。
その織りくちは、なめらかかつ平面的な織り地に繊細に浮かび上がり、
そのこしの強さは時を経ても美しい風合いを保ち続けることができます。
【 お色柄 】
錆朱を基調とした色地に落ち着きある配色。
正倉院由来の文様が織り表されています。
なんともいえない見るものをひきこむような表情。
さりげない装いに、奥行きある帯姿で味わいあるシルエットを作り出します。
統一された落ち着いた色調がかもしだす、味わい深い趣。
飽きのこない帯姿を演出してくれる仕上がりとなっています。
付下げ、小紋、色無地、紬のお着物とのコーディネートでお楽しみ下さい。
お茶席などにも、この上なくふさわしいお品です。
小紋、色無地、織りのお着物などとのコーディネートでお楽しみください。
全通の柄行ですので、おたいこも出しやすく重宝いたします。
本物の紹巴織。
存分にご堪能いただきたく思います。
どうかこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用ジワ、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ3.71m(お仕立て上がり)
山喜織物 謹製
柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 袷の季節を通して(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、観劇、音楽鑑賞、お出かけ、お稽古事、お食事会 など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召、織りのお着物。
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。