商品番号:1557211
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
気づいた瞬間、ふっと笑みがこぼれる――
抽象的なドットのリズムの中に、ふいに浮かぶ“あの子”の姿。
粋な洒落と卓越した織の技が融合した、まさに大人の遊び心がきらめく袋帯のご紹介です。
織り上げたのは河瀬満織物。
創業は嘉永5年(1852年)、江戸時代末期。
歴史に裏打ちされた確かな技術と高い美意識から生み出される、
ハイセンスなものづくりで人々を魅了しています。
未仕立て新品では非常に高額で取引されておりますが、
今回はバイヤー田渕渾身の掘り出し仕入れ!
本当にお値打ちにご紹介が叶いました!
モノトーンの色遣いが、帯全体にシックな印象を与えつつ、
視線を引き寄せる軽やかさとユーモアを秘めた、唯一無二の存在感。
どうぞお見逃しなくお願いいたします!
【 お色柄 】
グレー味のある白とアイボリーを基調に織りだされた帯地。
その上に大小の織り柄によるドット模様が浮かぶモダンな意匠。
よく見ると…その中に“パンダ”の姿が隠されています。
ランダムに散らされた箔糸が光を受けて微かにきらめき、
織りの濃淡で表現されたパンダがさりげなく浮かび上がる――
粋で、上質で、ほんのりと可愛らしい仕上がりです。
シンプルな無地や幾何学の着物に合わせれば、
そのユニークさがぐっと引き立ちます。
お食事会やアートイベント、観劇など、会話のきっかけになる装いに。
“わかる人にはわかる”意匠で、
洒落感と余裕をさりげなく纏える一本です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 河瀬満織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2290
1852年(嘉永5年)創業
1852年二代目河瀬米次郎が起業。
伝統産業である着物文化の伝承に力を注ぐことを
念頭に、現在五代目河瀬仁志の元、常に新しい発想で
企画、製作に取り組み、歴史や伝統を重んじながら、
斬新なものづくりを続けている。
ラピスダイヤ引箔、両面本袋一丁引箔、
両面本袋二丁・螺鈿、歌舞伎シリーズ、
三重錦、畦織りなどが有名ライン。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風を除く)
長さ約4.6m
西陣織工業組合証紙No.2290 河瀬満織物謹製
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お食事、芸術鑑賞、観劇、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。