商品番号:1557041
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
自然そのものに触れているような…
沖縄の芭蕉布、静岡の葛布と共に…
日本三大古代布のひとつに数えられる織物、科布。
※正式には「木へん」に「品」と書いて「しな」と呼ぶ字を用います。
ご存知の通り本当に本当に創作数の限られる、科布。
人々の暮らしを支えてきた、最古の布のひとつ。
その尊さと力強さを今に伝えるのが、この無地織でございます。
人の手が自然に寄り添い、
山の恵みを少しずついただきながら生まれた太古から続く布…
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとした太糸で織りなされたナチュラルな帯地。
その織り上がりは、野性味と温もりを併せ持ち、
人工的な染めでは決して得られない、木そのものの表情が陰影として浮かび上がります。
装飾のない無地だからこそ、素材の物語が立ちのぼり締める人の感性が際立つ。
自然とともに生きる心、その証として、
この帯は静かに、そして力強く、着姿を支えてくれるでしょう。
おきもの通の方にも、自信を持っておすすめいたします。
どうぞお見逃しなさいませんようにお願いいたします。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
お召しの際には、乾燥しておりますと硬い風合いになる場合がありますので、
前の日に霧吹きをして掛けておきますと柔らかくなります。
ご使用後も同じように霧吹きして掛けてからシワを延ばして陰干ししてください。
【 科布について 】
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の
樹皮からつくられる日本最古の織物のひとつ。
葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布。
樹皮から採れる靭皮繊維をはぎ、灰汁で煮て薄く裂き、
出来上がった糸を織り上げる。
茶褐色をしていて粗剛で織り目はあらく野趣に富み、
通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに
味わいが増す。
現在は新潟県や山形県の一部地域のみで生産されている。
手績み科糸100%
長さ約3.8m
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 織の着物、上布など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。