商品番号:1556886
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
残念ながら廃業されてしまいましたが、
京の工房の作品でございます。
藍染めによる上質な花織着物が特別に入荷しました。
御仕立てあがりでお値打ちに仕入れることができました。
深く品の良いお色味はさすがは名門。
もう新たな作品と出会えないことが残念で仕方がありません。
今回は琉球紅型三宗家『知念家』の琉球紅型の作家として
名高い【 故:知念貞男 】氏による、九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
本当にお値打ちかと存じますので
お目に留まりましたらお見逃しなきようお願いいたします!
【 色柄 】
[着物]
藍に包み込まれる…
まさに藍の魅力を堪能できるおきもの。
サラリしなやかに深みのある紺色で上品に表現された絹布。
織による段ボカシに上にうかぶ花織模様がなんとも美しく…。
日本の、藍は歳月を経て、藍より青い美しい色となります。
出藍の誉れの言葉のごとく、元の藍より青くなる本物の藍。
日本美の源流ともいえる「藍」を感じ取ってください。
心よりおすすめいたします。
※天然染料のため少しずつ色落ちいたしたします。
また帯などに付きましては洗いで落ちますので、
その点をご了承くださいませ。
[帯]
シボ感のある縮緬地を上品な白鼠に染め上げ、
お柄部分は鮮やかな彩りで、
遠山にブーゲンビリアの意匠があしらわれております。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
帯は中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
【 知念貞男について 】
日本工芸会正会員
1973年知念紅型研究所設立
かつて琉球王国に仕え、琉球紅型の技法を継承する
三宗家城間家のひとつである知念家の先代・知念積弘氏に
師事し、日本工芸会正会員として高く評価される。
連続して沖展入賞を果たす他、文化庁長官賞、
伝統文化ポーラ賞優秀賞など、琉球紅型を代表する
作家として輝かしい業績を残した。
知念家の初代・知念績高より数えて八代。
紅型を受け継ぐ知念績高の弟、知念筑登之親雲上の
下儀保知念の大家長男筋では六代にあたる。
知念家は染師の中心として技を継承、守ってきた
紅型三宗家の一つ。中国から唐紙の技法や印金紙、
緞子紙を学び、士族以上の階級が着用する
紅型を作ることを許されていた。
現存する古典柄の中で大柄の多くは知念家が
中国から学び作り上げた柄だと言われている。
戦前、紅型は薩摩侵攻や廃藩置県など、琉球の外からの
影響により殆ど作られていない状態にあり、昭和に入ると
その殆どが消滅の危機に瀕した。
紅型をしていてもやはり生活は成り立たず、苦難の時代の中で、
知念の紅型の技術を唯一継承、守り続けていた知念績弘
(上儀保知念・五代。後に知念びんがた工房設立)のもとへ
貞男は紅型を学びに訪れ、1972年知念紅型研究所を創設。
貞男亡き今は知念紅型研究所は知念家十代(下知紅七代)
知念冬馬氏が跡を継ぎ、日々紅型の作品を創作している。
1993年3月~1998年4月 琉球びんがた事業共同組合理事長
1990年~2007年 日本伝統工芸染織展 連続入選
1991年~2009年 日本伝統工芸展 連続入選
2012年4月23日 逝去(享年81歳)
【 竺仙(ちくせん)について 】
天保13年(1842年)創業の浴衣ブランドの名門
江戸染浴衣の独特な技術を活かし、
浴衣はもちろんの事、江戸小紋なども創作している。
創作された反物の口型には「竺仙鑑製」と染め
抜かれている。
【 本藍染について 】
日本の色といえば、藍。
万葉の昔から日々の暮らしの中に息づいてきた本藍染は、
人々にとって欠かせない衣服の染地でした。
大自然から生まれた本藍染は殺菌効果や防虫効果に優れ、
又、漢方薬としても重用されたと言われています。
時を刻むごとに更なる輝きを増すその青々とした美しさは、
生命ある藍だからこそでしょう。
化学染料には無い、冴えざえとした色の感動を伝えてくれます。
正当な日本文化を受け継いだ藍染だけが「正藍染・本藍染」と呼ばれます。
天然灰汁発酵建てで化学染料を一切使わない、人と環境にやさしく寄り添う染料でございます。
[着物]
表裏:絹100% 縫製:手縫い
[帯]
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、観劇、お食事会、お稽古事、カジュアルパーティー、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。